BOOK

□雨に隠れてキスをしよう
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会計も済ませて家へ向かう道

僕は片手にお菓子の袋
もう片方に傘

ジュノは両手にお菓子の袋を持っている

思ったより量が多くなったのでしかたなく相合い傘で帰ることにした

(僕は嬉しいんだけどね♪)


一方、ジュノはまだ不機嫌で
ずっとブツブツ言ってる…

「あーもー、まったく…」

『なんでそんなに雨嫌いなの?』

「だって、ジトジトするし、髪型とか決まんないし…」

『まぁねぇ…ヲヲ
でも僕は雨好きだよ。こうして相合い傘できるし♪』

僕がそう言って微笑むと
ジュノは顔を赤くし、うつむいて小さな声でつぶやいた


「そうだけど………そしたら、手、つなげないじゃん…///」

耳まで真っ赤にしてるジュノ

かわいすぎる…ヲヲ

『……じゃあ、こうしたら?』

チュッ

僕は真っ赤なジュノに
キスをした

「っ!!?だ、誰かに見られたらどーすんだよ!!/////」

『フフッ、大丈夫だよ。傘で見えない』

「///////」

よりいっそう赤くなるジュノ


『これでどう?雨の日は』




「…………悪くは、ない////」

『ヲヲヲヲ』


「たっ、ただし!!///」

『??』


「相合い傘の時限定…///」



―雨に隠れてキスをしよう―




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