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□雨に隠れてキスをしよう
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僕とジュノは今、コンビニにいる
家のお菓子がなくなって、買い足し中
ジュノはとても不機嫌だ
「まったく、なんでこんな雨の日にこの俺がメンバーのお菓子を買いに来なきゃいけないんだよ…」
ずっとこんな調子でグチってる
『ジャンケンで負けたんだからしょうがないでしょ?
ジュノだって食べたいって暴れたくせに』
「フンッ!知るか!」
ジュノがいつも以上に不機嫌なのは、雨だからだ
ジュノは雨が嫌いらしい
それでもお菓子を選ぶ手が止まらないジュノ
カゴいっぱいのお菓子の山
えーと、さくさくパ〇ダに
ヒヨコの形をしたグミ
天使の羽の形をしたクッキー
ま、またたびチョコ…??
どれもこれもメンバーが連想される…
『…ジュノ、お菓子に悪意が感じられるんだけど』
「気のせいじゃない?」
ジュノがそう言うので気にしないことにしよう
「チャンソン君?なんでバナナがここにあるのかな?」
『…気のせいじゃない?』
「じゃない!!」
『さぁお会計だー♪』