鋼の錬金術師
□出会い
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「‥‥い、起きたまえ!きみ!」
体を左右に揺さぶられて、暗黒と化していた意識を取り戻す。
うっすらと開いた瞳から映った世界は薄暗いにも関わらず、どうしようもなく眩しかった。
「大佐!早く病院に連れていかなくてわ!」
「ああ、分かってる!一刻も早くこの子を病院に運ぶぞ!」
まだ朦朧とする意識の中でリリィは分からない間に手探りで相手の服らしきものをギュッと掴もうとした
「!意識がある。おい、私が見えるか!?」
がその時にリリィは違和感を感じ自分の左腕を見てみると
『ぁ、ぁあっ、、、ぃいややややああああぁ!』
左腕がなくなっていた。
パタリ
そのショックで再び気を失った。
「おい!?聞こえるか!」
軍服を着た男が呼ぶ掛けるも反応がない
それを見越した金髪の女性が男に呼びかけ車に乗るように手配する
「マスタング大佐!」
「ああ、出来るだけ全速力で頼む!」
「はい、もちろんです。」