09/11の日記

07:44
閲覧注意
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いきなりですが、グロいかもです
死ネタです




「ねぇ、神田…約束覚えてますか?」


―僕がもし、ノアに乗っ取られてみんなを…神田を、傷付けるようなことになったら…


―神田、僕を殺してください


神田の頭にそう言ったときのアレンの顔が過る
残酷な笑顔が


「あぁ」

コイツを殺すのは、俺だ

そう自分で決めた
誰かに殺られるくらいなら、この手で

「じゃあ、神田…その約束…果たしてください」

肌が褐色になってきている
コイツがコイツじゃなくなるのも時間の問題だ

「僕、神田に出会えて…一緒にいれて、幸せです…」

重いものを背負いすぎた彼の最期はもう近い

「だから…神田を好きな僕で死にたい」

僕は、アレン・ウォーカーとして、死にたい

「こんなこと、神田に頼むなんて…ひどいですね、僕は」
「全くだ。こっちの身にもなれ」

モヤシの苦手な強い口調で言うとびくりと身体が震えたのがわかった

「っ、ほんと…ごめんなさっ…」
「だから、こっちの身にもなれ」

きょとん、とした顔で俺を見る

「…ぇ……あ…っ」

俺の言葉の意味がわかったのか、アレンは顔を歪めた

「か、かん…だ…」
「俺はもう1つお前と約束したはずだが」

今まで我慢していた手を少年へと伸ばした
きっと無意識にこちらへ傾く身体を抱き寄せた

「…1人にはしない、って」
「っ」

泣きそうな顔してるのがわかる
ずっと一緒にいたのだから

「かんだと…ずっと、一緒…?」
「あぁ…」

綺麗に笑う少年に唇を重ねた



それからは、簡単だ

互いの心臓に、互いの武器を
ちゃんと心臓が止まるように

横に並んで寝転べば、いつも一緒に眠るように

手を重ね、瞼を閉じて


―おやすみなさい




世界から小さな、ふたつの命が消えた

それでも世界は回り続ける…―





end...




あーすみません…
死ネタ苦手なんですが、2人で死ぬのは好きです…

お目汚しや管理人の妄想などいろいろすみません!!

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