夢魔
□夢魔 新章2
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「…いや…はずかしぃ
見ないでよ…土方さん…」
僕はスカートの裾を引っ張って土方さんが指をはわすそこを隠す
「─クッ…心配すんなよ
こんなにしっかり肌を隠してたら何も見えちゃいねーよ」
彼は太ももに手をはわして僕の履いているタイツを指でつまむ
「でも…俺はお前をもっと知りたい」
ピンと限界まで張り詰めたその薄い生地に土方さんは爪を立てた
ビッっと音をたてて生地が裂ける
露わになる僕の内股
彼は一カ所二カ所と次々にタイツを破り とうとう下着が露わになってしまう
つーっと下着をなぞり
われめの深部にたどり着くと
彼は優しく這わせていた指を急にぐっと押し込みながら細かく振動させる
少しして指を下着から離すと
そのまま僕の顔の前までその指を持ってきて親指と中指を合わせて閉じたり開いたりしてみせた
その度にねちゃと粘液が糸を引く…
「下着の上からなのに
こんなに濡れて
…トロトロになってるぜ──
そんなに感じてるのか…?
スゥ──??」
自分の痴態に目を背ける
「本当にっ…本当に
もぅやめてよ…っっ」
僕は腰を浮かせて抵抗をしては見るも
彼の力にはかなわない
…ううん 本当に彼から逃げ出そうと思えば 実際逃げ出すことはできるんだ………僕だって夢魔だからそれくらいの魔力はある
けど…僕がここで彼を受け入れることで僕が真っ当なサキュバスになれるかもしれない
そしたらリクにもぅ迷惑をかけたくて済むかもしれない
そんな思案をしていた矢先……
(─────ッフッッ!!!???)
僕の身体に計り知れない
急な快楽の波が押し寄せた
(あぁぁぁっっ!!
───なっ…なにっっ!!??
急に…一体な…にこれっっ!!!)
全身に走る激しいほどの甘い痺れ
まだ快楽を知らない僕の淫部に直接流れ込むその波
瞬間脳裏に映し出されるビジョン
────リクッ!?
はっきりは見えなかったけど
これ…リクの気持ちいいだ
何
どうしてこんなに気持ちよくなってるの!!?
リクッッ
一体誰と───?
ねぇ
リクッッ!!!
僕はリクとリンクして今にも絶頂を迎えそうな身体に身悶える
あまりの快楽に僕はリクを思うもそのうねる波に逆らえず飲み込まれた…
「…あっ!アアアッっん!!!
あぁ────っっ
切ないよぅぅっ
もっとぉ…
気持ちよくなりたいよぅ
土方さんっ
もっ…と
いっぱい僕をいじって!
いっぱいクチュクチュして…よぅぅ」
僕は彼の手をとり
自分の淫部にあてがった
彼のその手に染み出る淫液をこすりつけるかのように自分の腰を持ち上げて動かす
「おいおい…急にどうしたってんだよ」
彼は困惑しつつも
指を一本僕の中にするっと侵入させてくれる
ゆっくり
出したり入れたりを繰り返しながらもう片方の手では淫芽をいじる
触れるか触れないかギリギリのところで愛撫を続けてくれる
「ひゃっ…ッッん!!
ハァァァっ───……!!!!!!
イっちゃうっ!!
僕もうイッちゃいそうだよぅ
嫌だっ
もっと!!
もっともっと土方さんをちょうだいよ…っっ」
僕は彼の口元に唇を寄せて
彼の唇の形を確かめるように 舌をゆっくりはわしながら
おねだりした
「未成熟の癖にエロい鳴き声あげるんじゃねぇよ…スゥ
もう…歯止めきかねぇからな」