頂き物

□マザーグース7
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転校生が来た。一時的なものだが可愛い生徒に代わりはない。



「あ、しとぴっちゃん、おっはよ♪」



「センセー、おはようございます。」



一人は可愛い女の子、ちょっと変わった格好をしているけど素直でいい子だった。



もう一人は、



「炎真っ!どうしたの!大丈夫!?」



「……転んだ、だけだから…。」



「どうしよ…病院!いや、保健室いこ!」



「…せんせ…大袈裟…。」



そんな炎真を抱え保健室に行ったが勿論シャマルが見てくれる筈もなく自ら手当てをした。



「炎真…なにか会ったら先生に言ってね、言いづらかったら手紙でもいいからさ!」



「…………。」



小さく頷いた少年に笑みを向け保健室を後にした。転校生ってだけで奇異の目を向けられるのは隼人の時で立証済みだ。ならば短い期間出来るだけ快適に過ごしてもらう為に頑張らねば。そんなうちを見てシャマルはこう言った。



「先生らしくなってきたじゃねぇか。」



その言葉が嬉しくも哀しかった。







その日の朝は酷く騒がしかった。上を見上げる生徒達に習い上を見上げればそこには恭弥と転校生のアーデルハイトがいた。



(…なにやってんだか。)



呆れながらも校舎に入り屋上を目指した。




二つの武器が交わるその瞬間、それを素手で受け止めた。



「はぁい、ストップ!」



後ろに退いた二人に苦笑を溢し…しかし厳しい表情に変える。



「アーデルハイト!そんな簡単に下着を見せてたら、安っぽく見られるよ!恭弥!下を見なさい。あんたのせいで大嫌いな群れが出来てるよ!それに…。」



そっと恭弥に近寄り耳元でそっと呟いた。



「女のケツばっか追い掛けてると…隼人がヤキモチ妬くよ?」



ニヤリ笑みを向ければ恭弥も口角を上げた。



「ほら!皆も教室に戻った!ホームルーム始まるよ!」



呆ける綱吉を軽く叩き教室へと向かった。



この時、まさか彼らがマフィアだなんて全く知らなかった。



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