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□俺は白妙
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俺は【白妙シロタエ】。
多分妖怪な化け犬だ。

生まれは縄文時代と呼ばれている時代だ。

何歳なのかは聞かないでくれ。数えるのも面倒だから判らんのだ。


俺は平和主義な善良なる犬だ。

主人を害さない限り戦わないし、人に興味はないからな。


主人「どうしたのです?白妙。」

白妙『クン…』


彼女は俺の主人だ。
昔、俺は彼女の先祖に助けられ、その美しさと優しさに惚れ込んでしまった。以来、彼女の家系で気に入った者を主人と認めて嫁ぎ先について来た。だから今の主人 でざっと100代目だろうか。


俺は巨大な化け犬で、迷惑かけないか心配だった。


あ、白妙って名前は初代が付けてくれたんだ。由来は絹のような純白の毛皮だからだそうだ。


俺は結構気に入っている。
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