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□ボンゴレの血族
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【転生】
俺はミナト・フェオリール。
ボンゴレ血族で、現ボスの甥だ。
両親は暗殺され、幼かった俺は九代目に引き取られた。
両親は優しかったし、マフィアだけど良い親だった。
俺は両親に銃弾が飛び交う中、身体を張って助けられた。
俺は幼かったのもあるが、両親を助けられなかったことを後悔した。
キレた俺は未知の力、【死ぬ気の炎】で敵を消し飛ばした。
後から助けに来た九代目に説明されたよ。でも俺は呆然としていてあまり覚えてなかったけどね。
でも、やはり俺は立ち直るのが早かった。
実は、俺には前世の記憶がある。
前世では、異世界の忍者をしていて、木の葉隠れの里の四代目火影をやっていたんだ。
前世では妻と息子がいたけど、今の俺には居たんだぐらいにしか思えなかった。
今の俺はミナト・フェオリールだ。
前世の波風ミナトじゃない。
だから前世の出来事には関心がないわけじゃないけど気にしないことにしている。
だって前世はもう死んだしね。
九代目には養子にされた。当たり前だが俺には保護者がいないし、また暗殺される可能性があったからね。
拒否権はなかった。
俺としてはボス候補になるのだけは避けたかったからな。
でも、なんとかなるかなとは思っているよ。
だってまだ候補者は沢山いるからね。