小ネタ


◆膝(クロスヘアーズ) 




「猛烈に眠い。つーわけで寝る。」

『そこで何で俺の膝の上で寝転がってやがんだよ。』

「はいおやすみ。」

『オイ、マジでンな所で寝んのかよ。襲っちまうぜ?』

「くぅ…。」

『…寝やがった。』



 いつもは自分から逃げ回るクセに一体今日はどういう風の吹き回しなんだ、と一人不満そうに悶々とする。
 いや本心では嬉しいしこのチャンスを生かしてこのまま"お楽しみ"に持って行ってしまいたいと言う気も無きにしも非ず、むしろ大いにあるのだが…、



『はァ…さすがに、こんな顔されちまったら手ェだせねぇよなァ…。』



 己の膝の上で安心しきった顔で眠るのぞみに『あとで覚悟しとけよ、』と不敵に笑いながら、頬をつんと突っついてやった。



―――――――――――――――――

基本何処でも眠れる夢主です(笑)
リアルに眠い管理人から生まれた小ネタでした(←

 

2015/03/19(Thu) 21:32 

◆二刀流(ドリフト+α) 




「ドリフトー見て見てー!あたしも二刀流ー!」

『む?』



 満面の笑みでオートボット格納庫に登場したのぞみは、いつぞやの修学旅行で買った2本の木刀を、彼を真似て振りかざしていた。



『それは…私の真似か?』

「うん、そう。ドリフトかっこいいからさ、真似しちゃった!」

『ッ?!』



 思わぬ一言にギョッとカメラアイを丸くして一瞬静止した。



「侍で二刀流ってスッゴイ魅力たっぷりだよね、あたし初めてドリフトと会った時普通にかっこいいって思…っれ?ドリフトどうしたの?」

『ハッ?!い、いや、何でもない。気にするな…。』



 と言われても目が泳いでる上に滅茶苦茶そわそわしてるので、のぞみとしては気になって仕方がなかったが、本人が何でもないと言っているので深くは詮索しないことにした。



「そう?あ、そういえばさ、二刀流の時って構えどうするの?あたし一刀流しか分からないんだよね。」



 こうかな、なんて無邪気に構え始める。
 よくよく見たら、それが自分の構えにそっくりだと気づき、知らぬ間に口元が緩んだ。
 見よう見まねのようだが、結構様になっていた。

 最近訓練中に感じていた視線はどうやら彼女のものだったらしい。



『ふ…のぞみ殿、こっちの腕はもう少々上だ。』



 大きな指でそっと腕を掴むと正しい位置に動かす。
 その他細かい点を指摘してやって同じように動かし「これが正しい構え方だ。」と微笑むと、のぞみはパアッと顔を輝かせた。



「わあ、ドリフトとお揃いだ!」

『!あ、ああ…そうだな。お揃い、だ。』



 屈託のない笑顔に、ドリフトは戸惑いながらも微笑み返した。
 彼女のことだからきっと他意はないのだろうが…真正面からこんな風に喜ばれてしまうと正直照れると言うか何と言うか、とにかくこう…何かを鷲掴まれる感じがした。
 まだ出会ってからそれほど経っていないが、先生や仲間たちが彼女を寵愛しているのも、何だか頷ける気がした。


 自分の背後にグサグサと突き刺さるボッツ一同(特に同じ二刀流のものが凄まじい)の凶悪な視線を感じつつ、ドリフトはしばらくの間のぞみとの和気藹々とした時間を楽しんだ。





 その後、この事がきっかけとなったのか、誰がのぞみとお揃いになるかを争う激しい戦いが度々基地内で繰り広げられることになったとさ。








『なんつーか、嬢ちゃんってある意味罪な女だよなぁ。』

「?」



 自分の胡坐の上に乗っているのぞみとその戦いを傍観しながら、ハウンドは「何が?」と不思議そうに首を傾げているのぞみに苦笑した。




――――――――――――――――

戦いには勿論パパティマスも参戦していますw
ハウンドは参戦してませんが、みんながバトっている間夢主と一緒にいて、何気にちゃっかり美味しい所持っていってます(笑)


中学修学旅行の時にマジで長・短一本ずつ木刀買ってきて、当時先生にギョッとされました(←

実は小学の時剣道をやってたんですが、木刀を持ってなかったんです、いつも学校のを貸してもらってて。
で、懐かしさと誘惑に負けて買ったという(笑)
友達も長い木刀買ってました、おそろいです(笑)
 

2015/03/18(Wed) 00:54 

◆連呼(ハウンド) 




「ハウンドハウンドハウンドハウンドハウンドハウンドハウ『分かったから無表情で連呼すんなって地味に怖えから。』うぃ。」

『で、どうしたんだ?もしかしてまーたクロスヘアーズの野郎に何かされたのか?』

「ううん、昨日はあったけど今日はないよ!」


『サラッと言ったけどそれ結構問題だよな嬢ちゃん。

「大丈夫、さっきオプティ…パパにチクッたら速攻でブレード出して叱りに行ってるから。」

『そうか、なら問題ねェな(今頃アイツ顔でも剥がれてんじゃねえか)。

でも嬢ちゃんよ、今完全に訂正箇所間違ってなかったか?



 普通そこは「パパ→オプティマス」と訂正するところだろ、いろいろ今更感半端ねぇけど。



「オプティマスはパパだから良いの。」


それホントの親父さんが聞いたら泣くぞ。』



 多分号泣どころじゃ済まないと思う。



『まぁ話は戻すけどよ、一体何の用があったんだ?』


「うーんとね、特になんでもない。」


素直に構って欲しいって言えよ嬢ちゃん。



―――――――――――――――――――

他のボッツはラチェットの恐怖の(笑)定期健診受けてるか訓練やってますw(←
クロスヘアーズは…オオウ。(←
何で拙宅クロスヘアーズっていつもこんなんばっかなんでしょうかね?(←←

ボッツの誰かに構ってもらいたい時、大抵相手の名前を連呼します(笑)
 

2015/03/16(Mon) 04:08 

◆ソファと毛布(デップー) 




 家に帰ったらソファの上にデッドプールが転がってた。
 ほぼ日常化しつつあるその光景にはもう驚かなくはなっていたが、気になってなんとなく頬を突っついてみた。
 が、反応はない。



「(寝てるし…。)」



 最近彼の仕事はとてもハードらしいことは知ってるしソファの上で眠っているのも(血まみれでなければ)全然構わないけど、せっかく来たなら起きていてくれればいいのに。
 とか言うことは絶対口に出さない。



「…寒いな。」



 入ってから開けっ放しだったのか、いつも彼が不法侵入してくる窓から冷たい風が部屋に入り込んで来ていた。
 今度からはちゃんと閉めてもらおうと決めた。



「へっぷし!」

「?!」



 窓を閉めていると突然背後からくしゃみが聞こえてビクッとした。
 起きたのかな、と振り返ってみたが彼は未だ寝ていた。

 たださっきと少し違うのは、寒そうに体を丸めていた事。


 ふぅ、と1つため息を吐くと、窓をしっかりと閉めてからある場所へと向かった。



「まったく、風邪なんて引かないで下さいよ。」



 寝室から持ってきた毛布を彼に被せてやると、幸せそうに笑って「のぞみちゃん…。」と呟かれた。

 不意打ちを食らった。
 寝言ですら自分の名を呼んでくれた彼に仄かに頬を染める。


 一体どんな夢を見ているのだろうか。
 多分ろくな夢じゃないんだろうな、なんて思ってくすくす笑う。



「おやすみなさい、ウェイドさん。」



 微笑んで、彼の額にそっとキスをした。


 
 どうか、良い夢が見られますように。





―――――――――――――――――

 その後彼が起きて自分にかかっている毛布に気づいた時、「なんか新婚の夫婦みたいだね!」なんて思い切り抱き着かれたので、照れ隠しにぶっ飛ばしといた。



という裏エピソード(笑)(←

デップーさんが起きてる時はいつも突っぱねまくってる夢主ですが、それはほぼ照れ隠し&素直になれないだけで、彼が寝ている間とか見ていない時とかは大体こんな感じです。
結局両想いです(笑)


 

2015/03/14(Sat) 06:57 

◆帰り道(デップー) 



※出会ってから間もない頃。





 買い物の帰りに街を歩いていたら、ふと見つめた先に赤いタイツがいた。
 向こうもこちらに気づいたらしい、思い切り目が合った。


 とりあえず見なかったことにして来た道をUターンた。



「のぞみちゃん、今完璧に目ぇ合ったよな?!つーか何で逃げんの?!」

「誰ですかあなた?」

「…いやあの、そういうのナチュラルに傷つくから止めてくんね?」



 がしりと肩を掴まれて引き留められたので無表情で返してみたら、本当に傷ついたらしく涙目でドンヨリされた。
 意外と傷つきやすいらしい。



「えーと、ごめんなさい?」

「そこ何で疑問形?!まあいいや、んで?どーして逃げたの?」

「なんとなく。」



 ズルッとその場で滑られた。



「何だ、嫌いになったとかそういうんじゃなかったのね…心配して損したわ。」



 あー良かった、とホッとしたかのようにしたデッドプールに、何故そんな事を心配するんだろうと不思議に思ったのぞみであった。



「んでのぞみちゃん、もしかして今帰り?」



 きゅるんとした丸い目で首を傾げてくる。



「ええ。」

「一緒に家に行って良い?」



 珍しく聞いてきた(普段なら聞かずに普通に窓から入ってくる)彼に少し驚きつつ、「駄目って言っても来るんでしょう?」と肩をすくめた。



「んじゃ付いてっちゃおーっと!はいそれ俺ちゃんにチョーダイ!」

「あっ。」



 …という間に買い物袋を取られてしまった。
 何事にも遠慮がちなのぞみは慌てて袋を取り返そうとする。



「で、デップーさん良いですよ、自分で持ちますから!」

「良いから良いから、気にすんなって、な?俺ちゃんが好きでやってんだからさ。」

「でも、」

「荷物持ってもらうのとお姫様抱っこしてもらって家に帰るのとどっちがいい?」


荷物持ってくれてありがとうございます。」



 光の速さで前者を選択した。
 街中でお姫様抱っことか恥ずかしすぎる。



「よっしゃ!んじゃのぞみちゃんの家にレッツゴー!」

「何か気合い入ってますねデップーさん。」

「だーって帰り道一緒に帰るのって恋の第一歩じゃん?こういうシチュで恋人の家に行くってのも久しぶりだし!」

「恋した覚えも恋人になった覚えもないんですけど?!」



 相変わらず色々ぶっ飛んでいる彼にギョッとしつつも、、内心は満更でもない感じで久々の"いつも"と違う帰り道を楽しんだのぞみであった。









「ふんふふ〜ん♪」



 そうしてルンルンと鼻歌を歌いながら嬉しそうに隣を歩いているデッドプールを見て、こんな帰り道も良いかもしれない、そう思った。






 
「?のぞみちゃん、何で笑ってんの?」

「ふふ…何でもありません。」




――――――――――――――――

デップーさんと一緒に帰りたいです。

意外と傷つきやすい人だと知った夢主は、これ以降彼が傷心しそうな事は言わなくなったとか(笑)
それと夢主は夢主で恋愛系の事には超鈍いです(笑)(←

 

2015/03/14(Sat) 06:12 

◆学校(デップー) 


※まだデップーさんと出会って間もない頃。





「ちーっすのぞみちゃーん!迎えに来たよー!」



 友達と下校中、赤いタイツの変な人…もといデッドプールがからんできた。
 いつも思うけどホント何処から湧いてくるんだこの人は…。



「あの、お迎え頼んだ覚えないんですが…。」

「良いじゃん、ンな事別に!俺ちゃんが迎えに来たかったから来たの!」

「気持ちだけ頂いときます。」

「ガーン!」

「ねえのぞみ、誰この人?」



 と明らかに訝しんでる(勿論デッドプールを)顔で「知り合い?」と聞いてくる友人。
 まあ傍から見たら完全に怪しい人なので仕方ない。



「デッドプールさん。傭兵やってるんだって。」

「へえー。」

「よろしくぅ!」

「ていうかデップーさん、何で私の学校知ってるんですか?」

「うーん、企業秘密!」

「…さいでっか。」



 とりあえず深くは突っ込まないことにした。
 その左手に持っているレーダー的な何かで自分の事を追跡でもしたのだろう事は容易に想像出来たが、とにかく突っ込まないことにした(後で調べたらズボンのポケットの中から発信機が出てきた)。



「ま、知ってて当然だろ?だって俺ちゃん達恋人だし!」

はい?!

「うっそ、のぞみったら恋人いたのっ!?」

「いやいやいや違うから!超絶に違うからッ!」

「またまたぁ照れちゃってぇ!」

「デップーさんは黙っててくださいっ!」

「で、のぞみ!ほんとの所どうなの?!」

「だから恋人じゃないってば!」



 全力で否定すれども、顔は真っ赤でその上デッドプールが横からいらぬ事を吹き込んで来るので中々誤解を解けずいた(もしかしたら"中々"どころか誤解されたままだったかもしれない)のであった。










 後日、デッドプールのおかげで見事に見当違いな噂がクラス中(男女ともに)に駆け巡り、誤解を解くのに必死なのぞみがいたとかいないとか。







「おい聞いたぜ、お前って彼氏いるんだって?!」

「隠したって無駄だからね!あの感じは恋人で間違いないでしょ!」

「うんうん絶対そう!教室の窓から見てたけどさ、遠くからでも分かるくらいラブラブって感じだったもんね!」

「だから違うってばー!」




――――――――――――――――――

前日の夜、夢主が見ていない隙に発信機を仕掛けたデップーさんでした。
あれ、これストーカーじゃね?っていう事は気にしないで下さい。(←


 

2015/03/14(Sat) 04:45 

◆発音(ジャズ+α) 




「ねージャジュ――ジャズ。」

『お前、今思いっ切り噛んだだろ。』



 笑いを堪えながら、何事もなかったかのように言い直して来たのぞみに突っ込んだ。
 恥ずかしかったのか顔を真っ赤に染めているのぞみは、誰が見ても分かる動揺っぷりで声を震わせながら「か、噛んでないし。」と目をそらした。



『噛んだだろ。』

「噛んでないただの空耳!」

『ほお、じゃあさっきの映像見て確認してみるか。』

「録画してたのかよ?!ていうか本当に噛んでないからっ!確認しなくていいからっ!」

『いや念には念を入れて確かめよう。』

「そんな事確認しなくてもいいだろ!ああもう――!」



 面白がって尚からかってくるジャズに、



「――しつこいぞジャジュッ?!



 …と叫んだは良いものの、一体何の悪戯か呪いか、再び(それも大声で)噛んでしまったのぞみ。
 ついでに言うとここは格納庫なので当然ジャズ以外にもオートボットがいるわけで。
 恐る恐る後ろを振り返ると、各々様々な反応をしているオートボットたちが目に入った。

 完全に聞かれてた。



「う、わああああ!ジャズのせいだぞ馬鹿ぁあああっ!」

『っで?!』



 ガンッ!と一発強烈なキックを足にお見舞いしたのぞみは、羞恥のあまりぴゃぁあああ!とその場から猛烈な勢いで逃げ出した。

 『ったーくのぞみの奴、蹴ることねぇだろ。』と頭をかきながら、逃げていくのぞみの後姿を見送る。



『大概にしておかないとのぞみに嫌われるぞ?』

『ああ、それはないから大丈夫だ。』

『その自信は一体何処から湧いてくるんだね?』

『さあな、感ってヤツだ。
でもよラチェット、あんな風に反応されたら誰だってからかいたくなるだろ?可愛いじゃないか、アイツ。』

『まあ確かにお前さんの言うとおりだがな、』



 ちゃんと加減をしておけ、と釘を刺して来たラチェットにへいへい、と適当に返事をしたジャズは、既に大分離れた距離にいる小さな逃走者を捕まえに行こうと、愉快そうに腰を上げた。



『さーて、俺のお姫様を捕まえに行くとするか。』

『…いつからのぞみがお前さんのものになったんだね?』



 今から、と笑ってそのままのぞみの元へと行ってしまったジャズに、やれやれとラチェットは苦笑しながら頭を振った。





――――――――――――――――――

小学の頃、リアルに彼の名前を噛んでました(笑)
気を抜いたり早口になったりすると必ず噛んで、その度にちゃんと"ジャズ"と発音出来るように練習してましたw

そして最後の謎のオチ\(^○^)/オワタ(←

 

2015/03/12(Thu) 03:35 

◆ハンド・カフ(デップー) 




「のぞみちゃーん!ギブ・ミー・キィイイイイイッス!」

「Don't be sillyyyy!?(ふざけんなぁあああ!?)」

「ぐべらっ!?」



 のぞみが学校から自宅へ帰ってくるや否や(いつもの如く不法侵入して)ベッドの上で全裸待機していたデッドプールは欲望丸出しでのぞみに飛び掛かったが、光の速さでグーパンの反撃を食らいとりあえず壁の方まで大きく吹っ飛ばされた。



「痛ってー!もーのぞみちゃんったらツレないんだから!いきなり何すんの!」

「そりゃこっちのセリフですよ何て格好でいるんですか!」

「だってこれなら直ぐにのぞみちゃんとにゃんにゃ「言わせませんからねッ!」ぷー。」



 なるべくデッドプールの裸を見ないようにしながら「早く服来てください!」とベッドの上に放り捨ててあった彼のスーツを押し付ける。
 が。



「あはー、つーかまーえたっ!」

「ひぃいいいいいっ?!」



 迂闊に近づきすぎてしまったらしく、未だ全裸の彼にばっちりガッチリ捕まってしまった。
 「離してくださいぃいいい?!」と腕を振りほどこうと暴れるが相手は腐っても傭兵、余裕の表情(糸目)で「んもう照れちゃってぇん!」と抑え込みながら頬ずりする。ついでに腰の辺りには何か固いものが当たり始める。



「スパイディ「はーいお口チャーック!」んぅ!?」



 本格的にマズくなってきた状況に助けを呼ぼうと口を開くも、その瞬間空いてる方の手で口を塞がれてしまった。



「んー!んー!」



 抗議するように睨むと、彼は以外にもあっさりと手を放した。
 不思議に思って彼を見つめていると、ジャラリという金属音と共に、一体どこでそんなものを手に入れたのか問いただしたくなるようなものが目に入った。



「今日は逃がさないぜ?」



 カチャリ、と手首に手錠をかけてきた怪しげで意味深な笑みを浮かべている目の前の彼は正に"やる気"満々で、もはや逃げる気力が失せてしまったのぞみは、半ば項垂れながら深く息を吐いて彼の胸元に頭を凭れ掛からせた。



「ああもう、分かりましたよ…やればいいんでしょう、やれば。」

「そう来なくっちゃ!」



 そう笑う彼は、とても嬉しそうに愛しそうにのぞみに口付けた。








――――――――――――――――――

ギャグにしようと思ったらいつものようにこんな事になりました(←
拙宅のデップーさんはまだまだ変な道具持ってそうです(←←

ハンド・カフ=handcuffs=手錠

2015/03/11(Wed) 23:32 

◆ド直球!(トップジョイ) 




「のぞみー!大好きネーイ!」



 さすがはトップジョイ、白昼堂々それもシルバーのメンバー全員の前で羞恥の"し"の字もない勢いで大々的に告白しながらのぞみに抱き着いた。



「ぐはっ!?相変わらず勢いが宜しいようで…っ。」



 と若干悶える。



「ありがとネイ!」

褒めてねえよ!ま、あたしも大好きだよトップジョイ、ありがとね。」

「何かミーの"好き"と意味合いが違う気がするネイ…。」

「そう?」



 そこまでド直球な上に毎日の習慣と化す程言いまくっていたら誰だって真面な意味の方で受け取らないだろう、と周りで様子を見ている面々は思った。



『マグナムー言っても言っても伝わらないヨ、ミーはどうすればいいの?』

『…とりあえず、伝え方を変えてみたらどうだ?このまま"好き"を連発し続けていても、何も進展しないと思うぞ。』



 回線越しにSOSが来て、最も妥当そうなアドバイスを言ったマグナム。



「(伝え方を変える…、そうネイ!)のぞみ!」

「何?」

「ミーはユーの事がとってもとーっても大好きネイ!

だから…ミーと結婚して下さい!



 真正面からキラッキラと輝くようなの笑顔で伝えられ、そこでようやく彼の"好き"の意味が分かったのぞみは、彼に抱きしめられたまま顔を真っ赤に茹で上げさせて硬直した。







「あーあ、どうするんだよマグナム。トップジョイの奴いきなり結婚申し込んじまったぞ。

「ていうかのぞみさん顔真っ赤で硬まってるし。」

「うーん…もう少し考えてアドバイスするべきだったか。」

「今更手遅れだがな。」

「のぞみ殿には刺激が些か強すぎたな…。」

「でも結果オーライじゃないかな?」

「何がだよ?」


 一人違う反応を示したリュウケンに、ウィンディを始めた他の全員が彼を見つめる。



「だってあの2人って両想いだから。」

「「「えっ?」」」

「?前にのぞみがそう言ってたよ?」



 知らなかった?と不思議そうに首を傾げたリュウケンに、一同は揃って「知らねえよ!」と叫んだ。








 


「あれっ?のぞみ顔真っ赤ヨ、大丈夫?」

「〜っばか!」

「ええっ?!なんで怒ってるのネイ?!」





 ※後日、なんやかんやで2人は付き合う事になりました。




―――――――――――――――――――

トップジョイは絶対ド・ストレートに言いすぎて逆に想いが伝わらないタイプだと思いますw(←
マグナム、ナイスアドバイス!(笑)(←

2015/03/06(Fri) 20:11 

◆夢の話(ウィンディ) 




「今日ね、マグナムが夢に出てきたの。」

「…アイツが?」



 隣で一緒にしゃべっていたウィンディは、ふとのぞみの口から聞いた言葉に驚いたようにその紫の目を丸くした。



「そう!まさか夢でも会えるなんて思わなくてさ、はっきり言ってすごく嬉しかった!その勢いで思いっきり抱き着いちゃって、マグナムに吃驚されちゃった。あ、夢の中でね!」

「ハハ…何ていうかお前って、アイツの事になると夢でも現実でも色々周りが見えなくなるよな。」

「ええ、そうかなあ?」

「ああ、そうだぜ。」



 「普通だと思うんだけどなー。」と首を傾げるのぞみに、「いや暴走してるだろ。」と突っ込んだ。



「なあ、のぞみ。」

「ん?」



 嬉しそうにしながら夢の話を語るのぞみを目の前に、夢にまで出てきてしまう程彼女の心を独占出来ている彼のことが――





――凄く、凄く、羨ましいだなんて。





「…いや、何でもねえ。」



 例え一時の事でも、



「(俺の事だけ、見てくれりゃいいのに。)」



 ぽつり、そう思った。


―――――――――――――――――

3/4の昨日、リアルにマグナムが夢に出てきました。あとスパイディーもw
マグナムに関しては最近度々夢に出てきてくれてるんですが、確かこれで通算4回…(笑)
何気に縮尺もちゃんとなっていて、吐血するほどリアルで幸せな夢でした(笑)

ウィンディに夢の話を聞いてもらったら、何故かこんなことになりました(←

 

2015/03/05(Thu) 04:28 

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