小ネタ


◆Boo!(スパイディー、デップー) 




「うぁああああんスパイディぃいいいい!」

「わおっ!?ちょっとのぞみどうしたの、何かあった?」

「あれ!赤いの!赤いのがぁあああ!!」

「赤いの?」


 突然半泣き半狂乱状態で抱き着かれて(と言うよりはしがみ付かれたと言った方が正しい)何事かと慌てるが、今にも泣きだしてしまいそうな彼女をよしよしとあやしてやりながら、その指さす方向――彼女の背後を見やった。絶句した。
 出来れば今後一生あんなとんでもないものは見たくないと、後にスパイディーは語る。


「ちょっと待ってのぞみちゃん何で逃げんのー!」


 彼女の背後には例の如く血まみれで、その上腕やら何やらが吹っ飛んだ状態でこちらへと向かってくる赤い傭兵の姿。
 何気に冗談抜きで戦慄もんである。


「そりゃ見た目が完璧にゾンビな奴が追いかけてきたら誰だって逃げるだろ!」

「へぶあっ!?」


 とりあえず血みどろのゾンビから彼女を守るため、問答無用で蜘蛛糸をぶち当てといた。


「ちょっとスパイディー何すんの!俺ちゃんまだ何にもしてないでしょ!つーか俺ちゃんののぞみちゃん横取りしないでくれる!?」

「いやしてるだろ!彼女現在進行形で凄い怖がってるからね!
あとその格好本当どうにかしてくれない?臭いと見た目でどうにかなりそう。」

「止めてその冷ややかな目結構傷つく!」

「他人にトラウマ並みの光景植え付けといて何言ってんの。」


 「ゾンビやだ、ゾンビやだ…」と自分に抱き着いたままうわ言のように呟く彼女から、彼のゾンビ姿に相当精神ダメージを食らわされたことが窺えた。
 いやもう本当何やってくれちゃってるのあのゾンビ、これ絶対トラウマものでしょ。


「う…っ!で、でもほら!愛にはちょっとくらい壁があってそれを乗り越えた方が上手く行くって言うだろ!」

「愛って何ですか愛ってぇ!」

「だって俺ちゃんたち恋人でしょ!」
 
「恋人になった覚え全くないんですけどっ?!」

「なら覚えさせてアゲルー!」

「だから止めろってば。」


 途端彼女目がけて飛び掛かってきたデッドプールに、スパイダーマンは情け無用で最大出力の蜘蛛糸電気ショックをお見舞いしたのであった。


――ちなみに、「まったく何であなたはそんなにグロテスクなんですかぁああああああ!!」とここぞとばかりに彼女から反撃を食らったのは、デッドプールの怪我がすっかり治った、今から数日後の話である。



 

2016/08/27(Sat) 07:18 

◆でろんでろーん(マグナム) 




「マグナムぅううう。」

「どうしたのぞみ?」

「暑くて溶ける溶けた死ぬ。」

「待ってろのぞみ今すぐ助けるから死ぬな死ぬんじゃあない!もし君がいなくなってしまったら俺はきっとオイルも心も奥底まで凍ってしまい俺が俺でいられなりただの鉄くずと化してしまうだろう俺は君のいない世界なんて考えられないもしそんな事になったら俺は生きていけないいやそれとももしかしたら君の後を追う事になるかもしれないし、俺は…俺はあああ…ッ!」

「分かったあたしが悪かったごめんただの性質の悪いジョークですすみませんでしただからそのorzの姿勢を止めてくださいお願いします。」


―――――――――――――――
キャラ崩壊お粗末さまでしたw←

 

2016/08/11(Thu) 03:52 

◆掛け声(オートボット) 




「山。」

『川。』

「開け。」

『ゴマ。』

「オートボット」

『最高。』

「ディセプティコン」

『最高。』

「オプティマス」

『よく落ちる。』

『「イエア。」』

『おいこら最後変なの紛れてたぞ。』


――――――――――――――
個人的には夢主とホイーリー、突っ込みはジャズのやり取りだと思ってますw

2016/08/08(Mon) 03:27 

◆クーラー(ジャズ) 




「ジャズー。」

『んー?』

「暑いー。」

『おう。』

「だから冷やして。」

俺はクーラーじゃないって知ってるよな?



――――――――――――――――――
と言いつつビークルモードになってキンキンに冷やしてくれるジャズ。←

2016/08/08(Mon) 03:16 

◆ハリセン!(マグナム) 




「あーあ、焦げ焦げだー。」

「随分日焼けたな。」

「うん、毎年恒例。でも今年は特に焼けてるかも。」


 コゲパンだーと言ってケタケタ笑う彼女は本当に無邪気で可愛らしい。
 

「ていうか今日メチャクチャ暑いから、脱いでないとやってらんな「こら何をやってるんだ脱ぐんじゃあない!」何だよケチ。」


 とか思っていた矢先とんでもない事をしでかそうとするのだから油断も隙もない。


「下にキャミソール着てるから平気なのに。」

「そういう問題じゃあないだろう…。」


 自分が傍にいない時の彼女の事がとても心配になった。
 というかそれ以前に、彼女が大丈夫でも自分が大丈夫じゃない。
 彼女の鎖骨だとか胸元だとかとか普段お目にかかることの出来ないものを見れるのは正直言ってちょっぴり嬉しいが、しかしリーガーと言えども自分も男なのではっきり言ってこちらの内心は酷く乱れるためそういった無防備な行為をするのは出来れば止めていただきたい。

 大体今は2人きりなのだから、彼女自身のためにも尚更気を付けて欲しいとも思う。


「…、…。」


 …2人きり?
 そこで気づいてしまった事実に、マグナムは硬直した。
 部屋には、自分たちの他に誰もいなかった。 

 マグナムはジッと彼女を見つめ、そのまま釘付けになった。


「?どうしたのマグナム?」


 不思議そうにこちらを覗き込んでくる彼女に、「ああ、」と空返事する。


「…何だか美味しそうだと思っ「マグナムいつから変態になったの。」


 ほぼほぼ原因は彼女にあるのだが、じわじわと詰め寄って来たマグナムに、一体何処から出したのか定かではないリーガー用超巨大ハリセンにより、マグナムの頭はスパァンッ!と素晴らしい音を立てて盛大にぶっ叩かれたのであった。

 理不尽じゃあないか、というのは勿論あらゆる意味での被害者である彼の言葉である。



 

2016/08/08(Mon) 03:09 

◆熱気(マグナム) 





「暑ぃい…マグナムたちはよく平気だね、羨ましい。」


 炎天下での練習の合間、のぞみは休憩中のマグナムの傍に寄ってきた。


「だが俺たちも太陽の熱であまりボディが熱くなりすぎてしまうと色々支障に繋がるから、平気というワケでもないぞ?」
「でもどっち道羨ましい。ボディ交換してよ。」
「すまんがそれは物理的に不可能だから諦めてくれ。」
「熱い心とオイルがあれば行ける大丈夫だ頑張れマグナム。うちの体が液体と化すかどうかはマグナムの手に掛かってる。」


 マグナムの座っているベンチの背もたれにグデンともたれかかると、「もう溶けてるぞ。」と笑われる。


「笑うなよー、本当暑いんだから。」
「ははは。すまない、何だか干された布団見えてしまってな。」
「誰が布団だよ、って熱ーッ!?」


 マグナムの頭に軽くチョップを入れた途端、手に伝わってきた熱に飛び上がった。


「あっつ!何これすっごい熱いんだけどッ!」
「え、そ、そんなに熱いか?」
「熱いよ!」


 ヒイヒイ言いながらパタパタ手を振る彼女に、そう言えば自分たちのボディは鉄だったことを思い出し、確かにこれだけ外に出て直射日光を浴びていれば熱くもなるかと合点した。と同時に、まさか火傷なんかしてやいないかと慌てて詰め寄る。


「すまん、大丈夫だったか?!」

「大丈夫大丈夫!マグナムは悪くないんだから謝らなくて良いって。ちょっと冷やしに行ってくるねー。」

「なら俺も「だ、大丈夫!」え?」


 心配して彼女に着いて行こうとしたら、何故か思い切り後退りされた。


「ひ、一人で行けるからマグナムは練習してて!」
「だが、「本当大丈夫だから!」あ、のぞみ!」


 ばびゅーんとそのまま凄い勢いで走って行く彼女を反射的に追いかける。


「のぞみ!待ってくれ何故逃げるんだ!」
「わー!?マグナムこそ何で追いかけて来るのー!」
「君が逃げるからだ!」
「マグナムが追いかけて来るから逃げてるの!」
「「「(何をやってるんだお前らは。)」」」


 逃げまくる彼女とそれを追いかけるマグナムの、まさに鬼ごっこ状態でグラウンドを走り回っているその光景は、他のメンバーの眼に酷く滑稽に映った。


「よーし捕まえ「られない!」うおっ!?」


 寸前でひらりと交わされて顔面から盛大にすっ転んだ。


「あ、ごめんまさか顔面から行くとは思わなかった。」
「のぞみ〜〜〜ッ。」
「げっ。」


 今の流れで完全に火が付いたのか、いよいよ目的が彼女を捕まえる事に化したマグナムに、ひぃと喉を鳴らした。
 
 あ、やばいこれ本気の時の目だ。

 そうしてこちらもマグナムから全力で逃げる事が目的となった所で、マグナムが起き上がるのとほぼ同時、戦いの火蓋――鬼ごっこ(笑)――が切って落とされた。


「こら待つんだのぞみ!」
「うわぁあああ!もう追いかけてこないでよー!」
「ならのぞみも逃げずに止まってくれ!」


 こんな攻防が小一時間続いたそうな。








「でもどうしてあんなに逃げるのかな。」
「真夏の太陽で存分に熱されて超高熱になったリーガーが傍に寄って来て逃げない人間はまずいないと思うぞ。」

 


――――――――――――――
熱されたモノの熱気って凄いですよねw

2016/08/08(Mon) 01:25 

◆日焼けとキャミソール(デップー) 




「やっほーマイハニー!って、どしたのそんなにグッタリして?」

「ああどうもウェイドさん。日焼けが痛くて動きたくないんですよ。あとハニーじゃないです。」


 ばばーんと見事にベランダから不法侵入してきたデッドプールは、ソファーの上で伸びている彼女を発見すると「日焼け?」と近づく。


「ワオ、見事にコゲパンだね!」

「どーも。はあ、早く治らないかな…。」


 項垂れる彼女に、「そんなに痛い?」と心配そうに顔を覗き込むと、無言でうなずかれた。


「んーそっか…よいしょと。」


 そして彼はいとも当然とでも言うように、普通に彼女のシャツをするりと脱がせた。

 あまりに動きが自然すぎて一瞬理解できなかったが、数秒後何をされたのかようやく理解した彼女はぎゃっ!と短く悲鳴を上げた。


「何するんですかッ?!」

「いや、どれくらい酷いのかなーって。程度によっちゃ病院行かなきゃじゃん?」


 珍しく真面なことを言ってる彼に若干面食らうも、そういう問題ではない。
 心配してくれたのだろうが、一体何処に突然ヒトの衣服を脱がせてくる奴がいようか。いや目の前にいるが。


「だからっていきなりは止めてくださいよ。」

「いきなりじゃなければいい?」

「ウェイドさん、可愛い顔しても無駄ですよ断じて。」

「んもう、そんなに怒らなくても良いじゃない、俺ちゃんとの仲だろ?」


 どんな仲だ。


「にしてもホント焼けたね、下着の跡がくっきり。」

「どこ見てるんですか。」

「ぶほあっ!」


 彼の鳩尾にストレートパンチがお見舞いされた。


「暴力反対!」

「知りません。」

「ぷぅ。」


 持ち前の回復力ですぐに復活した彼だが、ツーンと彼女に顔を背けられてしまった。
 ふと、あることに気づく。


「(…、)」


 程よく焼けた小麦色の肌に、くっきり残る下着の跡…それから暑さで火照った体に紅潮したその頬。
 さらに上半身に纏っているのはキャミソールと下着のみというこの状況。


「(うわ、これって結構ヤバくね?)」


 出来れば気づかなかった方が良かったのだが、気づいてしまった扇情的なその光景に、ゴクリと喉を鳴らした。
 もっとも、こんな状況になってるのは間違いなく自分が彼女のシャツを脱がせたからであるが。

 ソファーで横になっている彼女にグッと近づき、そして覆いかぶさった。


「う、ウェイドさん?」

「ごめん、ちょっと我慢出来ねーわ。」

「へ?」

「だってスッゲーエロいんだもん。」

「え?えっ?」


――いただきます。



 直後、彼女の悲鳴が轟いた。


―――――――――――――――――――

 数時間後、ソファーの上にはまた別の原因でぐったりとした彼女と、生き生きとした様子の彼がいたそうな。 





お粗末さまでした(笑)←

2015/11/12(Thu) 00:00 

◆日焼けとキャミソール(スパイディー) 




「あー日焼けした〜、痛ぃいいいいい。」

「何だか凄い項垂れてるけど大丈夫?」

「いや無理死ぬ。」

「即答?!え、何そんなにひどいの?」

「わかんないけど、とりあえず真っ赤。ほら。」

「わあああああ?!ちょっとちょっと、何してんの!見えちゃうだろ色々と!」


 唯でさえ夏仕様で生地の薄いTシャツをぺろんと捲ってきた彼女に、スパイダーマンは大慌てで顔を覆った。
 いや見たい気は十二分にあるけど。
 「だって下にキャミソール着てるもん。」なんて平然と言ってくる彼女だが、そういう問題じゃあない。
 「だからって捲ったりしちゃ駄目だろ!」とTシャツをもとに戻させる。

 本当大丈夫かなこの子、と自分が傍にいない時の事を思うと猛烈に心配になった。
 特にあの赤い変態ツならぬ傭兵が襲いやしないか、既に心穏やかでない状態である。


「(これからはなるべくこの子から離れないようにしなきゃ。)」


 と、人知れず彼がそう決意した…ところまでは良かったのだが。


「スパイディー、スパイディー、やっぱこれってちょっとお医者さんに診て貰った方が良いかな?」


 先ほどの彼の話を聞いていなかったのか、いつの間にやら思い切りキャミソール姿になっていた彼女は、やはりケロッとした様子で彼の目の前に普通に突っ立っていた。
 いとも平然と(無意識に)遣って退けられる破廉恥な行為とはこの事である。

 ぼしゅんと頭を爆発させた彼は、そのままばたーん!とその場にぶっ倒れた。
 刺激が強すぎたようである。

 すべての元凶は「わっ、スパイディー大丈夫?!…って鼻血出てる!」と床で目を回している彼に駆け寄り、わーわーと慌ててティッシュと氷枕を取りに行った。

 勿論、服装はそのままで。




 数十分後、彼女の介抱もあって目を覚ましたのは良かったが、再度己の目に飛び込んできたその凄まじい光景に、彼は今度こそ再起不能になったのだった。


「わー!スパイディー!?」

「(もう無理耐えらんない。)」(撃沈)




―――――――――――――――――――

デップーさんならそのまま嬉々として夢主連れ去りそうですね!←

 

2015/11/10(Tue) 23:38 

◆日記シリーズ(ビスウォUスタスク) 




〜○月□日〜


 今日「スタースクリームって結局男なの?それとも女?」ってずっと気になってたことを聞いてみた。
 そしたらすっごい綺麗な笑顔で「知りたい?」って返されて、壁際に追い詰められた。


 何か本能的に危機感を感じたので、とりあえず全力で逃げといた。



 

2015/08/29(Sat) 00:46 

◆Liquor(マグナム) 




 夜、何の前触れもなしに突然マグナムが家にやってきた。
 何事かと慌てて家のドアを開けると、何故かほっぺをピンク色に染めているマグナムが満面の笑みで「のぞみーっ!」とこれまた突然ガバァっ!と抱き着いてきた。
 にこにこと笑ってる彼は、とても嬉しそうにしながらぎゅうぎゅうとこちらを抱きしめる。



「わっ?!マグナムっ?どうしたのこんな時間に?」

「すまない…何だか無性に君のことを抱きしめたくなって、来てしまった。」

「え、――…っ!?」


 すり…と頬ずりしてきたマグナムに、ボッと顔に熱が集中した。
 嬉しいことは嬉しいが、非常に恥ずかしいシチュエーションである。
 なんか普段とキャラ違いすぎやしないか、このマグナム。いや勢い的は普段と変わりないけど。


「まっ、マグナム…?」

「のぞみ…。」

「っ!?」


 甘えるように擦り寄られ、今まで聞いたことの無いような甘ったるい声で名前を呼ばれ、思わずドキリとした。


「…あれ?」


 その時、ツンと、ある特徴的な匂いが鼻先をかすめた。
 まさかあの彼が、と驚いた顔で彼を見上げる。


「…ねえ、マグナム。もしかして、酔ってる?」


 まあもしかしても何も、アルコール独特の香りが匂ってくるのと、普段の彼と様子が違う時点で、彼が酔っぱらっているであろうことはほぼ確定事項なのだが。


「酔ってないぞ?」

「いや、酔ってるで「それよりものぞみ!」はいっ!?」


 台詞を遮りいきなり迫って来たマグナムにギョッとする。


「俺と…。」

「う、うん。」


俺と1つになってくれェエエエ!


きゃあああああっ!?



 多分欲望大全開で迫られた。

 何このマグナム超怖い!何このマグナム超怖いっ!!


 いつも以上にゴーイングマイウェイで熱烈に迫ってきた(というか飛びかかって来た)マグナムに悲鳴を上げ、部屋の中でバタバタと逃げ回る。
 しかし相手はリーガー、問答無用であっという間に壁際に追い詰められ、とうとう逃げ場がなくなってしまう。

 顔の両サイドに両手を突かれ、グッと顔を近づけられた。


「――逃がさないぞ?」


 ああこれはもう逃げられないな。

 爛々と目を煌めかせ、妖艶な笑顔を浮かべているマグナムに、のぞみは潔く観念し彼を受け入れた。



――――――――――――――――――――――

お酒の力って凄いですね!(笑)←

Liquor=お酒


 

2015/08/29(Sat) 00:38 

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