過去拍手

□実写
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◆れっつシャウト



「…あのさ、クロスヘアーズ。」

『なんだよ。』

「いや"なんだよ"じゃねえよ、さっきから何で後付いて来んの。」



 会議があると言ってお偉いさん方のいる会議室の方へ行ってしまったオプティマスを見送った後基地内を歩いていると、何故だかずっと付いてくる彼。
 別段何をしてくるわけでも無かったのでしばらく放って置いてみたが、とうとう気になって話しかけた。



「あー、お前が1人になった所で食っちまおうと思ってな。」



 ばびゅんっ!


 瞬間、のぞみはウサ○ン・ボ○トも吃驚の速さで彼から逃げた。



『あ、コラ逃げんじゃねえ!』

「逃げるに決まってんだろ!?」

『どうせ最後には捕まるんだからさっさと諦めちまえよ!』

「何事も最後まで諦めちゃいけないってパパが言ってたッ!」


『だからあのリーダーいつから子持ちになったんだよッ!?

つーかお前の(血の繋がりのある方の)親父が聞いたら泣くぞ!』


「聞かれなきゃいいんだ!」


『色々雑すぎんだろ!

…っと、ハハー捕まえた!』

「ぎゃっ!」



 そんなこんなでのぞみをむんずと掴み上げてご満悦の様子のクロスヘアーズ。
 もうこれしかない、と思ってパパティマスの名を呼ぼうとするも、今会議中の彼を困らせるわけにも行かないと踏みとどまる。



「う…ら、ラチェットォオオオオ!」



 だからとりあえず、パパティマス以外で一番"程よく"制裁してくれそうな彼のの名前を叫んでみた。



『ゲッ!?馬鹿馬鹿止めろ、呼ぶな!』



 顔面蒼白になって慌てて止めようとするが、




「ラチェェエエエエット!!」

『呼んだか?』

『(うわ出やがった…!)』



 時既に遅し、彼の背後にはいつの間にやら恐怖の軍医もといラチェットがいて、凄い笑顔でそこに佇んでいた。



「ラチェット!」

『やあのぞみ。
さてクロスヘアーズ。確かお前はまだ検診を受けていなかったはずだな。今すぐ来てくれるか?』

『今は無r『そうか問題ないか、それは良かった。』一言も言ってねえよつーか台詞遮んな?!っ、ぎゃあああ!?何だこのロープ、ぐえっ!』

『やれやれ、こいつにも困ったものだな。大丈夫だったか、のぞみ?』

「うん何とか。ありがと。」

『気にするな。それじゃ、後は私に任せておいてくれ。』



 地獄を見せてやるから、という言葉は胸の内に閉まっておいた。



「♪」



 ずるずるとクロスヘアーズを自分のラボへと引きずっていくラチェットを見送りながら、のぞみは上機嫌で散歩の続きを始めたのであった。





 その後、クロスヘアーズがどうなったのかは神のみぞ知る。











『待て待て止めろ俺が悪かった!もうやらねえよ!』

『ふむ、そうか。だがお前は以前にも同じ事を言っていたはずだが…?』

『ぎゃぁあああああッ!?』










2015.2.25
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デップーさんとは違い中々美味しくありつけない、それが拙宅のクロスヘアーズ!!(←
すみませんw

 
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