Naruto
□シカマルの苦悩
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シカマル
「「海だぁぁぁぁ!!」」
「「ひゃっほー!!!」」
声を揃えて海に飛び込んだキバとナルト。
今日は火影様から久しぶりの集団休暇をもらった。
メンバーは俺、ナルト、サスケ、サクラ、チョージ、いの、キバ、シノ、ヒナタ、ネジ、テンテン、リー、カカシ先生、アスマ、ガイ先生。
というまぁ、俺らの同期全員だ。
たぶん、俺の予測では明日当たりからキツイ任務が待っていると思う。
そうとは知らずに遊びまくる、みんな。
「まぁ、精々頑張れ」
………………………しまった。
ちくしょう。視線を左に向けるんじゃなかった。
そこには鼻血をダラダラ流しながらキバと遊んでいるナルトをガン見しているサスケ。
「ナルト………エロいぜ!」
…………………………見なかった事に
……………ちくしょう。どうなってんだ。俺の周りは!
キモイサスケを見たくなく右を見ると今度はヒナタがナルトをガン見していた。顔を真っ赤にして。
「ナ、ナルトくん。」
真っ赤にするくらいなら、話しかけろよー!
そう叫びたいのを我慢し、俺は起き上がり日陰を探して場所を変えた。
よし、ここなら我慢出来るだろうと思い寝転んだ途端
「はいっ!ガイ先生!」
と聞き覚えのある声が聞こえ首を右にしてみると、暑いなか汗だくになりながらVパンを履いているガイ先生とリーが抱きあっていた。
…………………あつくるしーんだよ!
叫びたいのを我慢して左を見ると今度は無視にまみれたシノがいた。
「何故なら、俺は何処に行こうと虫たちの体調には気を付けている」
………………誰に話してんだよ!
虫に体調なんてあんにのかよ!
俺はまたまた叫びたいのを我慢して、新しい日陰を探した。
1つの日陰を見つけそこに向かおうと歩きだした。
近付くとそこには鼻血を流しながら本を読んでいるカカシ先生がいた。
「ムフフ。お、おぉ!」
……………………本なら里で読めるだろー!
も、もう止めてくれ。
別の場所に移動すると、今度はサクラといのが喧嘩していた。
…………………海にまできて、喧嘩してんじゃねぇーよ!
俺は海に潜り叫んだ。
すると、遊んでいると勘違いしたキバとナルトも潜り出し叫び出した。
「……………」
「「ぷはぁ」」
「何してんだってばよ、シカマル」
お前らがなにしてんだよ。
「一緒に遊ぶか?」
「遊ぶ」
こいつらともう海なんて行きたくねぇ!
つか行かねぇよ!
めんどくせぇじゃなくて疲れる!!
終