I hope …

□第2Q
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しかし、ドアの近くが混んでいたせいて誰かを押してしまった

「きゃっ!」

「!…すまない、大丈夫か?」

有紗はぶつかって転けてしまった少女に少しかがんで手を差し出す
転けてしまった少女はその手に掴まり立った

「ありがとう。」

「いや、私が押してしまったからな、当然だ。それより、大丈夫か?」

彼女は、スカートの汚れを払いながら言った

「うん。大丈夫、私は青葉綾香よ。あなたは?」

「私は、有紗梶野だ」

「有紗さんね…うん、覚えた。有紗さんは一人でこの学校に来たの?」

「あぁ……お前もか?」

「うん…だから友達いないんだよね……だからさ…私と友達になってほしいんだけど………いいか…?」

言われた有紗は少し黙って考えた

「えっと……いやだっら別に無理してならなくってもいいんだ…「いいよ」えっ?」

「別にいいよ。私も知らない奴より知ってる奴がいた方がいい」

綾香はぱぁっと明るくなった

「じゃあ、私のことは綾香でいいよ!有紗って呼ぶね!〜ッやった〜〜!!これからよろしくね有紗!!」

「あ、あぁ……」

さっきとのテンションの高さが違うので若干引いた有紗であった

「おい、お前ら友達になるのはいいが早く並べ!みんな待ってるぞ!!」

「あっ、はぁ〜い!」

綾香は返事をし、自分の列へと行った

「(…大丈夫か……?これ)」

と考えていた有紗だった
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