修行

□08.赤い糸
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しばらく龍也さんの顔を見ることも声を聞くこともなかった。

「久しぶりに事務所行ってみようかな…」





「こんにちは…?」

ゲームの話を頂く前にも仕事をさせて頂いていて、作曲のために明日までこちらのお仕事はお休みを頂いています。
だから、他のスタッフさんもいるかと思いきや、皆さん出払ってしまっているみたいで、ただ1人龍也さんだけがいました。

ですが、龍也さんは、かなり疲れてるみたいで、机に突っ伏して、眠ってしまっていた…。

「ふふっ」

龍也さんがあまり見せない無防備な姿に赤い糸のおまじないかな?とも思いながら、龍也さんにブランケットを掛け、コーヒーを入れに給湯室へ向かった。



《end》
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