05/26の日記

19:39
ゾロが全力で赤い傭兵から逃げるだけ台詞集
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アラバスタ、砂の国で再会編


「hey!まりもちゃん!久しぶりだねぇ元気してた?」


ボギッ


クロコダイルの後から広間へ入ってきた全身赤タイツ男の声と同時に、
何か鉄のようなものが折れる音が聞こえた。
全員がそちらを見ると、折れていた。


何がって、



海楼石の檻の一部が

ゾロの素手で



折れた海楼石はゾロの手元でバラバラになり、口元からヒュゥ、と風が切る音(呼吸音)が聞こえる。
もう一度風が切る音が聞こえると、ナミとウソップが小さく悲鳴を上げた。
クロコダイルとスモーカーはゾロの握力を疑った。



解決策が出来るまで寝る気だったゾロは、完全に伏せていた目を開けた。

「・・・今、まりもって言ったの誰だ」

「俺ちゃんだよ俺ちゃん!覚えてる?まりもちゃんの相棒、デットプール様だぜ!!
相変わらずイカした髪色してるねぇ、時代に優しい色だと思うぜ?
もしかして今もその髪で光合成とかしてるの?」


ビュオン!!!



瞬間、デットプールの腕が後方へ飛ばされた。
見れば、ゾロは鯉口を切った状態で停止していた。
つまりは檻と檻の隙間から斬撃を飛ばしたことになる。
全員が硬直した瞬間、大きく息を吸い込む音。




「なんでクロコダイルに雇われていやがるデットプール!!!!!!」


後にウソップとナミは語る。
あの時のゾロは檻があっても本気で殺しに行く気だったと。












空島編 突き上げる海流の中で再会編



メリー号が突き上げる海流に乗った。
ゾロは安堵の息を吐くと、何気なく下を見た。と同時に固まった。

後方甲板の手摺に全身赤タイツ野郎が捕まっている
自分と目が合うと同時に、マスク越しに笑顔で手を振られた。
幸い、後方の侵入者には自分しか気づいていない。


「ロビン、刀持っててくれ」

「え?」


隣にいたロビンに刀を預ける(押し付ける)と、ゾロは大きく踏み込んだ。

ゴスッ!!!


ゾローーーーー!!!?


それは見事な飛び蹴りだった。
タイミングがタイミングなら思わずサンジがおお、と言ってしまうほどに。

下へ落ちていく人影に「何やってんだゾロ!?」と声を上げながらルフィが手を伸ばして掴んだ。
思わずウソップが振り返ると、ゾロは満足したような、面倒臭そうな微妙な顔をしていた。

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