リクエスト

□惚気るなら他所でやれ!!(切実)
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「ここで二次方程式を使うんだ」

「ううむ・・・ああ!bを二乗すれば・・・」

「そうそう」




「恋次君すごいね・・・」

「・・・・・意外だ・・・」



ルキアへの説明を終えて緑茶を啜って一息つく副隊長に現世組はしみじみ思った。


「というか何で阿散井君は現世の数学の公式なんか・・・」

ギャップが・・・と呟く石田に恋次は平然と



「六番隊の支給費の割り当て、ほとんど俺がやってるからな」


ズズズ・・・・



「「「「「えっ!!!?」」」」」


ガタタッと立ち上った他五人。
それでも平然と茶を飲む恋次。

支給費ってあれだろ、遠征費とか鍛錬道具とか食料とかそういうのに使われるお金だろ?


「そ、そういうのって白哉がやるんじゃないのか?」

「隊長は別の仕事だよ。副隊長は計算や資料捜索とかが多いんだ。
つーことでこの話は終了。続きしろ学生」






























―――――・・・・



「・・・・・」


全員が集中モードに入ったので暇になった恋次は、
煎餅を齧りながら、古典の教科書を読破していた。
因みに全員が集まってから2時間経って只今15時30分。



「(・・・・帰るか)」




教科書を閉じて立ち上がると、井上とチャドが初めに気が付いた。


「恋次君帰るの?」

「おう」


パキッ、と煎餅を半分割って、遅れて我に返った一護の口に突っ込んだ。


!?


「一護にやる。じゃーな!」


それだけ言って颯爽と窓から出ていった恋次。
後には呆然とする五人が残された。



「え、な・・・え・・・?」

「あのたわけが・・・」

「・・・いい加減窓から帰るのやめてくれないかな阿散井君・・・」

「ど、どうしよう茶渡君!一護ちゃんフリーズしちゃった!」

「・・・・・・ム・・・・・」
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