リクエスト

□祝!恋次誕!
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断っただと!?




十三番隊からやってきたルキアはソファに座る。
呆れながらも茶を出して、
先ほどの事を言うと空の湯呑片手にキレた。
つーか振り回すな、水滴が書類に飛ぶ。


「・・・そんなキレることかよ」

「当然だ!貴様本当に欲しいものは無いのか!?」

「銀蜻蛉の眼鏡、一護が買えると思うか?」

「たい焼きは?!」

「昨日山ほど乱菊さんに貰った。特売セールだとかで」



日番谷隊長、ずっとイライラしてたもんなァ。



「・・・貴様は見た目に反して無欲だな」

「まぁな」


机に置いてあった本を直すために立ち上がると、ルキアが突然立ち上がった。


「恋次、一護はどこへ行った?」

「四番隊。山田七席に会いに行くってよ」



既に『や』の部分でルキアはいなくなっていた。

・・・何しに来たんだろうな、あいつ。




























残業込みの業務を終えて、
欠伸しながら仮屋に戻るため、夜道を歩く。


結局一護達戻ってこなかったな。


プレゼントはいらないから、『おめでとう』ぐらいは言って欲しかった。今日あと半刻もねぇけど。


「・・・先月の一護の誕生日の時もこんな天気だったな」


あの時の一護はすっげぇ綺麗だった。


月明かりが道を照らしていく。
さすがに時間帯も時間帯、人通りなんて全くない。
仮屋に着いた矢先、ふと気付く。




「・・・・・」





なんで俺の家の明かりついてんだ?
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