ORIGINAL DREAM
□イケメンで問題児で・・。03
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―朝―
貴「・・んっ‥今何時〜?」
佑「もう、お昼だぜ」
貴「・・・・えぇぇぇええぇぇぇぇっ!!」
佑「でも、今日は休みだぞ・・。」
貴「なにかあり・・何かあったけ?」
佑「あぁ、校長の奥さんの出産祝いで今日は休みだと電話が入った・・」
貴「・・出産祝い;;;(校長先生ゆるいな〜」
佑「お前、さっき電話なってたぞ・・。」
貴「え?・・誰だろ
・・・・・・。」
佑「?」
貴「母からだ・・(電話かかってくるなんて珍しい・・。」
プルルルルル・・プルルルルr
貴「はい‥。何か用ですか?」
母『今どこにいるの?何してるの?』
貴「‥今、友達の家にいます。」
母『貴方に友達なんているわけないでしょ!?』
貴「・・・。」
母『はぁ〜もぉ。どうしてウチの子は完璧にこなせないのかしら・・。こんな子だったら産まなきゃよかったわ・・。」
貴「・・っ!!」涙目)
佑「・・・。」
貴「すみませんでした。」
母『もう、いいから。帰ってきたって家には入れないからね・・。』
プーップーップーップーッ・・――――。
佑「泣きたいなら泣いてもいいんだぜ?」
貴「いいの‥。かまわない。あれが母の考えなら‥。」
佑「・・。」ギュっ)
貴「へ?」
佑「泣けよ。」
貴「・・ぅ‥っ・・うわぁぁぁあああぁぁぁああぁぁぁあんっ!!」
佑「・・・。」頭を撫でながら強く優しく抱きしめる。
貴「ヒっく・・グス」
佑「もういいのか?」
貴「うん。大丈夫‥ありがとう小鳥遊君」
佑「あぁ。」
貴「父以外に初めて抱きしめてもらった・・。暖かい・・。」
佑「かーさんは?」
貴「うぅん。抱きしめてもらったことも、お出かけしたことも、名前を呼んでも もらったことも
ないの‥。」