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□紅犬の独占欲
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「襲うなと云う方がおかしいのではないか」
「っ、」
つつつと何も着ていない上半身を隊長の綺麗な指が滑る。
トンっと肩を押されて押し倒された。
「た、隊長っ?」
「私がどれほどお前を愛しているか教えてやろう」
「っあ、やめっんぁ!」
平らな胸の上にある粒を弄られ、鼻につく声が上がった。
「隊長っやだぁっんん、んっ」
嫌々と首を振る俺の唇を噛みつくように貪ってくる。
キスに気を取られていれば、隊長の手はいつの間にか腰のバスタオルを剥ぎ取り、反応し始めている自身を掴み刺激を与えてくる。
「はぁっ触んなっああ!」
「嫌よ嫌よも好きのうち、と云うであろう」
「くっ隊長!やめっも、あああぁぁ」
慣れすぎた刺激を受け、呆気なく果てる。
隊長は白く汚れた手を一舐めすると、俺の蕾に塗り込み侵蝕し始める。
「ひぁぁ、あああっ」
隊長の手をすんなりと受け入れる俺の体。
「もう良いであろう?」
「っ、」
聞いておきながら答えを待つ訳でもなく、早々と隊長自身を蕾に押し付けてきている。
ズズッと入って来たと同時に激しい律動が始まった。
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