☆PSYCHO-PASSの部屋☆
□6話
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海から上がろうと砂場に向かおうとしたとき…
「っ!いたっ!!!」
足をつってしまった。
痛みがきて泳げない。
朱「和愛さん!!」
助けようとするが和愛が叫ぶ。
「人を……誰か人を呼んできて!」
足をつっている状況なのに人を呼ぶのに時間がかかる。
確実にその間で溺れるだろう。
お互い端末がないため手段がない。
だが目は早く行けと言っている。
朱は急いで砂場へ向かった。
***
狡「なぁギノ」
宜「なんだ?」
狡「そろそろ上がってきてもおかしくないか?」
結構時間が経っている。
こんなに泳ぐ人はいるだろうか
(2時間も)
征「おぉーここに集まってたか」
縢「泳ぐのも悪くねぇな♪あれ?
朱ちゃんと和愛ちゃんは?」
探すが見当たらない。
舌打ちした宜野座が顔を上げる。
宜「連絡とっているんだが…出ないんだ。」
そこへ縢が人がこっちに向かって走ってくるのを見つける。
縢「あれ朱ちゃんじゃね?」
みんなが見る。
泳いだ後は体が重くなるのだが走れるとは大した体力だ。
さすが公安局の監視官♡
宜「何しているんだ常森監視官!!
しかも二宮を置いて帰ってきて」
宜野座は肩で大きく呼吸を繰り返している朱に怒鳴り散らかす。
そこで唐之杜が縁起でもないことを口にする。
志「まさか溺れたりしちゃった?」
ジッと見る六合塚。
その視線に朱は気づき
志「やーねぇ弥生冗談よ♪」
「足をつって今、危ないんです!
だれか……!!」
"助けてください"
と言おうとしたとき宜野座が駆け出す。
それを見ていた狡噛がピュ〜と口笛をする。
朱が凝視する。
狡「ギノもギノで和愛のこと大事なんだよ」
初めてそれを聞き、朱の目は大きく見開かれる。
朱「それって……もう!」
狡「どうだがな」
、
ふっと笑い、端末を使う
宜野座と和愛の帰りを無事に祈った。