☆PSYCHO-PASSの部屋☆
□3話
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「そういえば今日新しい監視官が来るって……」
それに反応し、縢が言う。
縢「なんでも20歳だって〜
わっかいよねぇ
可愛い子だったらいいのになぁ♡」
浮かれる縢に六合塚弥生が
「縢、後で覚えときなさい」
とピシャリと言い放つ。
「何で俺なんだよぉ(泣)」と
嘆く縢に苦笑いの和愛。
そして事件が始まる。
征「おいおい悪いときに来るもんだなあ」
宜「事件はそういうものだ」
呑気に言葉を言う征陸智己に
眉間にシワを寄せる宜野座であった。
***
『こちらは公安局刑事課です。
現在、この区画は安全のため立ち入りが制限されています。
近隣住民の皆さんは、速やかに退去してください
繰り返しお伝えしますーー』
少し雨が降っている中、スーツを着て走っている。
そうーー
彼女の名は常守朱……
何度も不器用に肩をぶつけながら、なんとか人の波を
かきわけて、常守朱は事件現場に入ろうとする。
丁度立ち入りが制限されているところに巡査ドローンがいたため
彼女は身分証を出す。
確認がとれ、急いで中に入り、
慌てて周囲を見渡す。
傍に停車している覆面パトカーと公安局刑事らしき人物を発見した。
「新入りさん遅いね」
宜「仕方ない、事件に巻き込まれるのは無理もない」
「ふふっ、宜野座君ってホント心配症だね♪」
宜「そんなわけあるかっ!!」
心にもないことを……と思いつつ
新入りをテントで待つ。
すると、ほぼ同時にやってきた。
朱「あの、こちらに監視官の宜野座さんと
分析監視官の二宮さんはーーー」
宜「宜野座は俺だ。
いきなり現場に呼びつけて悪かったな」
(思ってもないくせに(笑))
と気付かれたのか横目でジッと見られる。
気を取り直して……
「二宮は私です」
名前と顔が一致すると
朱は二人に敬礼をする。