☆PSYCHO-PASSの部屋☆

□2話
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刑事課一係の大部屋では宜野座と狡噛しかいない。
ほかの縢、六合塚、征陸たちは丁度午後からの出勤。

狡噛はぼんやりと宙を見ていた。
その様子に気付いたのか宜野座が声をかける。


宜「狡噛書類は終わったのか?」


狡「いや後少しだ」

再度キーボードを叩き始める。
でもまた手が止まる。
それに対して宜野座は痺れを切らす。


宜「狡噛お前いい加減にしろよ?!

手が止まるなら休憩取ったらどうだ?!」

それと裏腹に語り始めた。
学生の頃の話。


狡「すげーよな、俺ら三人がまさか公安局にいるとはな

まずお前が公安局選んだもんな」

宜「シュビラが俺に監視官の適性を出したんだ

厚生省の出世コースでもあるしな」


「ある意味お前が言うと嫌味に聞こえるがな」と
淡々に告げる。
それを笑いながら受け流す。


狡「そういえば髪伸びたよな…あいつ」

あいつ?あぁ、二宮か
と納得する。


狡「女らしくなったよな」

宜「同感だ

だが小ささは変わらん」


プッと笑いを漏らす狡噛

狡「それ言ったらお前確実に殺されるぞ?」


宜「笑ったお前も同罪だ」


しまったと顔をする狡噛。
宜野座も宜野座でいい話になっただろう。

今日も平和だなぁと心の中で思う狡噛でした。
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