☆PSYCHO-PASSの部屋☆
□14話
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スプーキーブーギーの事件が一段落し
一時ゆっくりできる日がやってきた。
中でも一係の執行官たちは自室で体を鍛える者もいれば
寝る人もいる。
その中でも宜野座と和愛は
外出していた。
***
「伸元どこに行く??」
宜「俺の家はもう行ったよな?」
「うんとても広かった(笑)」
と感激しながら言う。
宜野座的にはそうは思わないみたいだ。
シュビラの世界になっては大きいことと広いことは当たり前。
宜「お前の家に行きたい」
いきなり言われて焦る和愛。
必死に止めるが、宜野座は聞かない。
宜「そんなに来られると嫌か?」
少し不機嫌そうに聞こえる声。
いや、完全に不機嫌モード。
やばい、と思ったのか和愛は渋々と……
「わ、わかった…期待しないでよ??////」
そんな感じで目的地に向かって車で移動中。
「伸元ってオートじゃないの?」
宜「俺は大抵自分でするが?
どうした?」
大体ほかの人はオートを使って運転をしている。
自分でするなど滅多にいない。
そういう和愛も自分で運転をする。
「ほかの人はオートだから(笑)」
なるほどと納得をする。
和愛が言ったから気にしたのか分からないが
オートモードに設定した。
それに少しビックリしたのか宜野座を見る。
宜野座も和愛を見ていた。
「伸元……なん、で?」
そっと頬に手を置く。
徐々に顔と顔の距離が縮んでいく。
息がかかるほどまで…
宜「オートにしてほしかったんだろ?」
「そういうわけじゃ///
ち、ちゃんと前を見なきゃ!///」
フッと鼻で笑う。
宜「機械がしてくれるんだ
問題ない」
和愛を抱きしめそっと優しく唇が重なる。
車の中に居るのに構わず、続ける。
苦しくなったのか宜野座の胸を優しく叩く。
宜「その顔…可愛いな」
「馬鹿……///」
上目遣いで宜野座を睨む。
車が止まった。
彼女の家に着き、車から降りる。
「汚いから……ほんと///」
宜「気にしない」
少し微笑んでいた宜野座だった。