ヒミツの花園

□初めての恋は…(謙遼バージョン)
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「でも…そうすると、謙二郎逃げるでしょ?」
「…逃げないから、どいてくれない?」

遼希は渋々、俺の上からどいてくれて、これで普通に話す事が出来る。
よく見ると、遼希の顔は赤くなっていて、少し涙目になっていた。
きっと凄い勇気を出して、告白してくれたんだろうなぁ…
元々、遼希はそんなにはっきりと意見する奴ではなかった。
きっと今…心臓が飛び出しそうな想いなんだろうなぁ…

「あのさ…遼希…」
「今すぐ答えを出さなくていいから!」
「でも…」
「それじゃあね!」

お〜い…俺の話しを聞けよ!!
遼希は素早く荷物を持って、楽屋を出て行ってしまった。
その代わり、遼希と入れ違いに、勇気と洸太が入ってきた。
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