LEGEND OF ZODIAC

□第6話-瀬南の力-
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「…なんのマネ?」
「アンタのそういうとこ、羅夢大っ嫌い!」
「…あっそ…別に羅夢に好かれようとは思ってないし」
「っ!!」
「…武器を構えてるって事は、僕とやり合うつもりなの?いいよ?丁度僕も、羅夢にはムカついてるしね…」

聖斗はそう呟くと、瞬時に銃を出して羅夢へと向けた。
すると次の瞬間、2人の間に何かが飛んできた。

「「っ!!!」」

それに気付いた羅夢と聖斗は、素早く後ろに引いて飛んでくる物を避けた。
2人が避けた事により、飛んできた物は2人に命中する事はなく、代わりに地面へと突き刺さってしまった。
飛んできた物…それはおうし座の『タウラスハルバード』であった。

「2人共、いい加減にしなさい」
「…チッ…」
「藍!」

近くの物陰から出てきた人物、それは藍だった。
藍は静かに2人へと近付き、そして地面に突き刺さっている『タウラスハルバード』を手に持って肩に担ぎ出した。
 
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