短いコトノハ駄文
□カフェオレというかコーヒー牛乳というか
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最近四月一日は自分の微妙な変化を感じるようになった。
以前百目鬼が近くにいるだけでも毛が逆立っていたことがある。何でだかはわからないが無性に毛嫌いしていた。
それが何を血迷ったか彼を好きになって両想いとなり、一線を越えた頃から徐々に。自分の気づかないうちになのか。
冷たい雨が降る日ずっと玄関でおれの帰りを待っているあいつを見て申し訳なく思い、3日後には鍵を渡したこと。
それから週末になるとうちに泊まりに来たり、行ったりという関係になったこと。
週末は何故か侑子さんがバイトを早く切り上げてくれるようになったこと。
あいつの着替えを置くスペースが出来たこと。
歯ブラシが二本になったこと。
何よりもあいつと居られる時間を嬉しく思う自分に。