短いコトノハ駄文
□いつかへの願い
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ったく侑子さんまで…、この頃そんな事言う奴らが多い!
おれは男だっつーの!
「ねぇ…四月一日」
ギクッとした。
妖しい笑みを浮かべて言うからには何か悪いコトが…。
「チョコバナナクリームのクレープバニラアイスのせ、デザートに食べたい!」
来た〜!!
「……わかりました」
結局うちに帰ったのは10時過ぎで。
玄関あけてすぐヘトヘトで座り込んだ。
「…父さん母さん、ただいま…」
今日はやけに疲れた…。
明日に備えて早く寝ないと。
…あ、弁当の下拵え…。
…どうも寝てしまったらしい。
気がつくと朝方四時で。
ムチャクチャ寒くて起きた。
コートも制服も…あ、シワになってる。
あ〜あ。
背中のあたりにものすごい悪寒が走った。
「やば…風呂入るか、寒すぎる」
風呂に入ったまではよかった。
その後がよくなかった。
熱があがったらしい。
頭痛、悪寒、めまい…ついてない。
なんとか布団を敷いて横になる。
「薬のまなきゃ…」
そのまま意識が途切れてた…。