長いコトノハ駄文

□紅葉のきみへ…番外編…
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「…なんで…何時までもこんな事してなきゃいけないんですかーっ!」
「あら…百目鬼くんとラブラブで良いじゃない!」
「侑子さん!」
先程の暁姫の一件で生気を吸い取られた四月一日君尋は天敵?でもあり友達以上恋人未満?の百目鬼静の腕の中で。生気の回復には百目鬼の持つ清浄な気が必要で。毛布にくるまれてその上からホールド!
「うふふ…四月一日くんと百目鬼くんって仲が良いね♪」
「ひ、ひまわりちゃん〜」
「良いじゃねえか、減るもんじゃねえし」
「なんだとー!…っく…」
くらりとして百目鬼の方に頭が寄りかかる。「…阿呆、まだ本調子じゃねえんだから」
「…本当なら裸で抱き合ったほうがいいのにぃ…」
「侑子さあん!」
「俺は構わんけどな」
「おれが嫌だ!」
「ふふ…やっぱり仲が良いね!」
和やかな空気に包まれていると「失礼します」の掛け声とともに女将さんが入ってきた。
「この度の姉の件…本当にありがとうございました。…無事姉も私たちの元に戻り、明後日に荼毘にふすことに相成りました。」
と深々と頭を下げた。
「女将…一つ聞いていいかしら?お姉さんと愛しい人を裂いたのは…」
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