短いコトノハ駄文
□eternal wind
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日曜日の早朝、バイト先へと向かおうと靴を履いた矢先…電話がけたたましく鳴った。
「四月一日?急で悪いんだけど今日はお休みって事で」
「え?本当ですか?」
「…いやに嬉しそうね」
「(ギクッ)…そ、そんな事無いですってば!」
「…じゃ、お休みって事で明日は来てね…旦那様に宜しく」
…電話が一方的に切れた。
‡eternal wind‡
久々の日曜日の休み!
天気は最高だし♪
たまっていた洗濯物、掃除、布団干し!主婦(?)は忙しいのです!
鼻歌混じりで家事をこなしていたら、不意にドアの叩く音。
新聞屋の勧誘か?
ま、どうでもいいや。
家事が思いっきりできる嬉しさから足取りも軽く颯爽と玄関のドアを開けた。
「…」
「よ♪」
目の前には、私服姿の百目鬼静が立っていた。