□●好きな人はアイドル
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楽屋で白いシャツをプレスする未央。

「…。」









私はスタイリストをしている。

初めは関西を中心に芸人さんの担当をしていたが、今は東京の仕事も増え、ある番組を担当している。










ーガチャッ。

「?」


安田「あ、おはよぉ未央ちゃ〜ん。」

「おはようございます〜あれ、今日早いですね。」

安田「ギターの練習しようと思ってな?早よ来てん。」

「そうなんですか!」

安田「そうそう、うるさいかも知れんけど許してなぁ?」

「全然大丈夫です、あたし音楽大好きなんで♪」

安田「そうなん?俺も音楽好きぃ〜いいよね音楽♪」

「なんか〜安田さんっていつもギター持ってるイメージです。作詞とかもされるんですよねぇ?」

安田「するする。」

「すごいですよね〜。やっぱ勉強とかされるんですか?あぁいうのって。」

安田「いや、そんな事ないよ?未央ちゃんも絶対出来るって〜。だって思ってる事文字にするだけやで?簡単じゃない?」

「そんな簡単に出来ます?;」

安田「あとは繋げるだけやもん。」

「あたしなんかが書いたら日記みたいになりそうです(笑)安田さんだからこそ出来るんですよそれは〜。」

安田「そうかぁ(笑)?もし書いたら見せてよ。」

「わかりました(笑)」



大倉「おはようございまーす。」

「あっ、おはようございます;」

入口で立ち話をしていたので慌ててよける未央。


安田「おはよぉ、起きれたんや(笑)」

大倉「めっちゃ眠いわぁ〜。」

ソファに鞄を起きドスッと座る大倉。

大倉は一点を見つめボーッとしている。


大倉「最悪やぁ…。」

安田「何がよぉ(笑)あっ、ごめんな?邪魔して。今日もよろしくねぇ〜。」

「あ、はい;」

大倉の向かいに座る安田。


大倉「え、ヤス何時に来たん。」

安田は時計を見た。

安田「5分前くらい?」

大倉「あんま変わらヘんやん!俺すごない?」

安田「すごいすごい(笑)よぉ来てくれたよ!」

ギターを手に取る安田。

大倉「ちょう待って、先オニギリ食べてい?」

安田「ええよ、ええよ(笑)」

大倉は袋からオニギリを取り出した。

安田「はよ食べや?」

大倉「なんやねん、まだ開けてへんやん!」

安田「ちゃうやんか(笑)!せっかくはよ来たんやからゆっくり食べてたら意味ないよって事やでっ?そんな怒らんでもぉ(笑)」

大倉「朝飯くらいゆっくり食べさしてよ。」

安田「だから食べていいって言うてるや〜ん(笑)」

未央は2人の会話のやりとりを聞き思わず笑ってしまった。

安田「ほら〜未央ちゃん笑ってんで?」

「すいません;」


丸山「おはよ〜う。」

少し遅れて丸山が到着した。

「あ、おはようございます;」


丸山「あれ?遅かった?」

安田「全然大丈夫。俺らも今来たとこ。」

丸山「え、一緒に来たん?」

安田「いや、別〜。」

丸山「そっかそっか。」

丸山は鞄を置き大倉の隣に座った。


オニギリをほうばる大倉を見つめる丸山。

大倉「おはよぉ。」

丸山「おはよ。おいしそうやなぁ(笑)」

大倉は頷き袋からオニギリを取り出し丸山に差し出した。

丸山「ええの!やったぁ。」

大倉「ゆっくり食べや。」

安田「だからあかんてぇ〜(笑)」

丸山「ゆっくり食べたらあかんの?」

大倉「やんなぁ(笑)!!もっと言うたって。」

安田「なんでよぉ俺間違ってる(笑)?」

丸山は安田を叩く振りをしてギターを撫でた。

安田「なんやねんな、それ(笑)」

丸山「あ、なんか裕ちんと信ちゃん早く着く言うてたよ?なんか家帰ってたら遅くなるんやって、こっちくんの。」

安田「そぉなんや。」

大倉はオニギリを食べ終えお茶を飲んだ。

大倉「よしっ!ちょっと仮眠しよか。」

安田「もぉ〜進まへんやろぉ(笑)?」
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