nitty-gritty

□にってぃAnother
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さて、「nitty-gritty」のあとがきです。
長くなるつもりです。びっしり書こうと思いますので興味のある方は最後までお付き合いのほど、よろしくお願いします。


先に言ってしまえば、「nitty-gritty」で書こうと思っていたけれど文章力や表現力、構成力なんやかんやが足りなくて、無理だったことを「ガラクタの上に」で書き直しているのが現在です。今回こそは完結させたい一心で書いてます。…まあ、今も完璧かと聞かれたら全然ですが、前よりはマシかと。
だから、「nitty-gritty」の更新を再開することは二度とないと思います。(お望みとあらば書きますが…。)


設定とかはぼちぼち引き継いでます。万事屋・特に銀時寄り、見廻組の隊士、瀬虎族…など。
物語自体は続きを書く気がなくなるほど納得がいかなかったですけど、設定は引き継いで書きたいくらい気に入ってました。まあ、自分で考えてますもんね。

「nitty-gritty」はどんなだったかなーとたまに読み返してみると、9割くらいは目も当てられないんですが、たまに今の自分がしてない表現をしていたりして、ふーんやるじゃんってなります。それ以上はないです。

目も当てられないと思う主な要因としては、知識不足が大きかったです。例えば、執筆当時まだ教習所すら通ってなくて、知らなかった車の運転。それじゃ絶対運転できない!みたいなのを普通に書いてて、おっと…となるのが結構ありました。今は免許を持っているので分かりますが、これと同じような「違う違うそうじゃない〜」が結構多発してて、読んでられねえよみたいな。背伸びはいかんですね。


粗探しは置いといて、最後なんで変遷でも。
「nitty-gritty」には前身の話があります。
「黒夜叉少女」という話です。
この話の構想を思いついて、2012年にサイトを立ち上げることにしました。他の方の物語を読むだけでなく、自分も書いてみたい!と思ったのがキッカケです。
肝心の話は消してしまったんでよく覚えていないですが、名前の通り、銀さんが「白夜叉」ならヒロインは「黒夜叉」。単純ですね。このときは悲しい過去を背負いながらも万事屋で楽しく暮らす感じだったと思います。
これが1stなら、2ndがあります。
思い通りに書けなくて不満まみれだった1stは全消去され、2ndが誕生します。
これを書き始めたキッカケがねえ…。なんとなんと、このときアニメで「バラガキ篇」をやってたんですね…。もろに影響を受け、ですよ。

私は思ったんですよ。「サブちゃん、ちょー悪そう。そうだ、関わらせてしまえ。」

そして、2ndバージョンでは、「黒夜叉」としての設定はそのままに、銀さんは知らなかったけど、実は夢主はサブちゃんと昔何かあったらしい匂わせを作りました。それを読んでくださった方に、面白いね!と言って頂けたのが、今でも覚えてるくらいとても嬉しかったです。

そして3rdバージョンが誕生します。
同時にこのとき「nitty-gritty」と名前を変更し、また書き直しが始まりました。見廻組隊士の夢主…で終わればよかったですが、またさらに設定が付きます。
「諜報員」としての役割です。


さて、どうしてこうなったか?
「007」のせいですね。
イギリスのスパイ映画です。

私と「007」の出会いは、中学1年のとき、「カジノ・ロワイヤル」(2006年版)を観たときです。ダニエル・クレイグはかっこいいし、エヴァ・グリーンは完璧だし、マッツ・ミケルセンは怖すぎだし、もうインパクトの塊でした。(色んな意味で)
余談ですが、ダニエル・クレイグと誕生日が一緒なのは自慢です。そこから「007」シリーズを観漁り、ダニエル・クレイグの出演作を観漁りが始まりますが、この話はまた別の機会に。


「007」だけでなく、もう1つ要因がありました。
柳広司さんの「ジョーカー・ゲーム」シリーズ(角川文庫)です。
もともと日本史が好きだった上に、スパイものまで絡んでくる、ドンピシャ具合に心を打たれた最高なシリーズです。アニメ化もしましたね。登場人物のひとりである「甘利」はサブちゃんの声を担当している森川さんがやってて、もうほんと…ありがとう世界…!!!って感じでした。
ちなみに007シリーズにもイアン・フレミングによる原作があります。創元推理文庫はだいたい手に入れましたね。お小遣いで買い漁った中学高校時代。

まあそんなこんなで私は思ったんですよ。「そうだ、夢主を諜報員にしてしまえ。」

そして、現在公開している「nitty-gritty」があります。
まあ実際のところ、ジョーカー・ゲーム的なものを目指してたわりには、007的になリました。パロまみれです。ジョーカー・ゲーム的な物を書くには知識不足でした。


そういや、公開中のものの前にひとつ「幻のnitty-gritty」があったように思ったんですが…ちっとも内容を思い出せないのでなかったことにします。

「nitty-gritty」制作時に追加した設定といえば、「瀬虎族(せとぞく)」があります。
特に明確な定義を設けたわけではないですが、夜兎で言うところの太陽…ではなく、雨が弱点だということはこのときから作りました。しかもかなり虚弱体質設定でした。虎の当て字は夜兎と近い名前にしたかったところから来て、「瀬戸内海」のイメージから水かなーとか考えてました。これは意外とあっさり決められました。


そして、夢主の名前について。
1st「黒夜叉少女」から「nitty-gritty」まで、一貫して「秋本楓」でした。特に意味はなくて、ただ好きな名字と名前をくっつけただけです。夢小説を読んでくれていた中学の友達に「歴史上の人物でモデルとかいないの?」と聞かれたことがありますが、全くもって架空の人物です。

ちなみに「ガラクタの上に」の「秋草ツグミ」も原理はほぼ一緒です。でも全く無いわけではなくて、「秋草」は太平洋戦争中に存在した「陸軍中野学校」の前身「後方勤務要員養成所」を創設したメンバーの1人である「秋草俊」からきてます。「ツグミ」は特になくて、でも名前の響きが良かったのと、スピッツの曲…といえば楓も当てはまりますかねぇ。


話がだいぶモヤついてると思ってるんですが、まあその一因として記憶喪失設定がありますかね…。要するに設定多すぎ問題。

でも大好きなんですよ、その設定。
記憶喪失もの。
どうしてもやりたかった。

始まりは意外と、ドラマ「ザ・クイズショウ」の神山だったり、あとはポケモン7(知ってる人いるのか?)のリリだったりですかね。

まあでもその設定は若干「ガラクタ」でも引き継ぎました。どんだけ好きなのか。

あとはオリキャラが多かったことかなー。


油断するとすぐに反省会になるな(笑)


楓の性格は結構暗くて、ちょっとひねくれてましたかね。ツグミもそう大して変わらないですが、まあでもちょっと違って。

楓はあまり銀時に頼らない明かさないが多くて、そのせいでちっとも話が進まなかったんですよね。
それを踏まえて、ツグミは頼りまくり明かしまくりです。今回は信頼関係ができた先の話まで描ければいいなと思います。


「ガラクタ」では虚という、背後にヤバいやつがいますが、それ以外はできるだけシンプルな設定にしました。
しました?

前回は自分でも設定がワケワカメになってたんで。


「nitty-gritty」のタイトルはSuperflyさんの同名の曲から取りました。
物事の核心って意味があるみたいですね。
言葉の意味よりは曲に合わせて書いてたってのが近いですが。



たくさん書こうと意気込んだものの、書ききった感じがするので、あとがきはとりあえずこれで終わりにします。
思い出したら付け足すって感じで。


2023/04/02追記
いやぁ、先に見返せばよかった(汗)
memoに詳細が残ってました。いつ書き直したとか。
前述の話は完全なる嘘ではないんですが、かなり相違がある可能性が(笑)

memo→カテゴリ「nitty-gritty」にこれまでの小説の更新履歴が残っています。マニアックな方はどうぞ(笑)





→この際なので全て出します。次ページからは、「幻のnitty-gritty2」です。
現在公開中のものを書き直す形で書いていましたが、これも頓挫しました。
まあ、頓挫するにはそれなりの理由がありますから。生ぬるい目で見ていただけたらと思います。
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