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□俺たちの日常5〜悪夢〜
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「何・・するつもりなんだ?・・・こんなとこで」
「ん〜、先生から来週の講演会で使うものを出しておいてくれって言われてたんだ」
あれから俺は息吹に言われるがまま資料室に来ていた。さっき授業が始まるチャイムが鳴っていたはずなのにコイツは焦る様子がない。
どうして・・・・
「一人じゃ時間がかかるから誰でもいいから手伝わせてもいいって言われてね。龍葵君を指名したんだ。つまり、これは先生公認なんだよ」
「なっ!」
「でもね、実は講演会で使う資料なんて毎年同じでね。5分もあれば終わるんだ。コレは先輩から聞いた暗黙の了解。だって少しでもサボりたいでしょ?・・・俺の言ってる意味、分かる?」
つまりそれは、たとえ授業に出なくても先生は不思議に思わないってことで・・・
しかも息吹が出入り口の前に陣取っているので資料室から出ることはできない。
息吹から離れようと後ずさりすると棚にぶつかった。
「そうだな・・・とりあえず服、脱いでもらおうかな」
「なっ・・・」
近くにあったイスに腰掛け口元に笑みを浮かべながら言ってきた。
「自分の置かれてる状況、よく考えて行動してね。」
息吹の手にはあの録音テープが握られていた。
「っ・・・わかっ・・た・・・」
今ココで逆らったら・・・
そう考えると俺はヤツのいいなりになるしかなかった。
ノロノロと制服に手を掛けて脱いでいく。
残りが下着一枚になったとき手が止まった。
「・・・っ・・」
「・・・何してるの?全部だよ。早くしてくれる?」
息吹はイスに座ったまま動こうとしない。俺は覚悟を決めて下着を取り去った。
「ふ〜ん、昨日も思ったけど綺麗な肌してるよね。」
「やっ・・・見るなっ・・・」
資料室という狭い場所で俺は生まれたままの姿にされているのに息吹はしっかりと制服を着込んでいる。なのにその視線は一時も俺から離すことはない。
俺は息吹の俺を見る視線に自分が反応していることに気づいた。
「あれ?どうしたの?俺何もしてないのに君、勃ってきてるよ?」
「ぁっ・・・やぁ・・・」
「ふっ、やっぱり君は生まれつきの淫乱だね。見られただけで勃つなんてさ。」
「おねがっ・・・もっ・・許して・・・」
「じゃあさ、舐めてくれる?俺の。君の口でイかせてくれたら今日は許してあげる。」
「・・・えっ・・・?」
「それとも今日も昨日みたいにヤられたい?」
「そ・・・れは・・・」