いろいろ
□毎朝毎晩一緒です
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***炊飯中
『ふんふんふーん…♪』
「たまごさん」
『うぎゃあ!天海さん!?』
「鼻歌を歌っているたまごさんはとても可愛らしかったです…が、その度に動くこの可憐なおしりは本当に何とも可愛らしい…!」
『まじで鳥肌たったわ』
***食事中
『このこんにゃくおいしい!』
「僕もこんにゃく欲しい…たまごちゃん、いい?」
『うん!はい、こんにゃく』
「ありがとう!」
「私はたまごさんが欲しいです」
『あんたは黙ってろ』
バシャッ(お鍋の汁がこぼれる)
『あ!天海さんごめ…』
「熱いっ!…熱いです…!火傷しそうなほど…うふふ…たまごさんが直々に傷痕をつけてくださるなんて…うふふふふふ」
『火傷させといて悪いけど気持ち悪いわ』
***入浴中
『はぁ…毎日毎日ほんと騒がしい…お風呂の時間くらいしかリラックスできないよ』
「たまごさん」
『あ、幻聴が』
「幻聴ではありませんよ。ほら、私はここに」
『ぎゃー!!なんか出たぁぁぁ!!』
「゙素早くタオルで身を隠ずを選びましたか!個人的にば桶を投げる゙が萌えるんですけれど…」
『どうでもいいから早く出ていけ』
「でも安心してください!たまごさんなら何でも萌えますから!私はたまごさん一筋で生きていきますから!」
『どうでもいいから早く出ていけ(二回め)』
「たまごさんの薄紅色の頬、白い肌、綺麗なうなじ、細い鎖骨…あぁ、私ゲンキになってしまいそうです」
『どうでもいいから早く出ていけ(三回め)』
「たまごさんの居場所が私の居場所なんです!」
『どうでもいいから早く出ていけ(四回め)』
「どうかたまごさんの傍に居させt『どうでもいいから早く出ていけよぉぉぉぉ!!』
***就寝前
『(もうあの人わけわかんない…早く寝よう)』
スッ(自室の襖を開ける)
「あぁたまごさん…!たまごさんたまごさん!たまごさん!たまごさんたまごさんたまごさん!たまごさん!」
スッ(自室の襖を閉める)
『(…何か居た。)』
スッ(自室の襖を開ける)
「たまごさん」
『気持ち悪い。人の名前連呼すんな。てか何で私の布団でスタンバイしてんの。あと枕スリスリしないで本当お願い』
「入浴場から帰ってくるなり注文が多いです」
『そりゃ何個もツッコミたくなるわ』
「一つにまとめてください」
『私の部屋から出て自分の部屋で寝ろ』
「たまごさんの注文なら全て聞きたいのですが…こういう時は一つに限りますので」
『どうでもいいから早く出ていけ(五回め)』
「ここ日本では愛する夫の仕事帰りを玄関で迎える際に妻が愛し合っている証拠として絶対に言うセリフがあるそうです。あぁ、愛するたまごさんの帰りを待つ私はまるでその妻のよう…」
『まず私は女だしそんなセリフいらないし私たちは愛し合ってない』
「何でしたっけ…゙お風呂゙…゙ご飯゙…゙私゙…の単語が入っていた気がします…」
『ほとんど答え言ってるよ』
「あぁ、思い出しました!」
『どうでもいいから早く出ていけ(六回め)』
「お風呂に入りながらご飯片手に私を食べませんか?」
『高性能だな』
「ではさっそく…お風呂場へ…」
『いらん。ご飯もお風呂も済ませたわ。あんた知ってんだろ』
「うふふふふ、さぁたまごさん、こちらへ」
『誰が行くか!天海さんがここで寝るなら私は天海さんの部屋借りるよ』
「なぁぁぁぁあんですってええええええ!!?たまごさんが私の部屋で私の布団の上で私の枕を使うんですか!?あぁ、今日は何て幸せな日なんでしょう!まだまだいいことが起こりそうな予感がします」
『今日はあと10分で終わるけども』
***(天海を追い出した後の)自室内
『疲れた…早く寝よう』
バサッ(布団をかぶる)
「肩揉みましょうか?マッサージしましょうか?あ、もちろんタダではありませんよ」
『何でいるの?てかタダじゃないの?』
「肩を揉むなら胸を、足を揉むならおしりを、後でさらにマッサージさせてください」
『もう出てけ!』
毎朝毎晩一緒です
(おはようございますたまごさん)
(ん〜…)
***
あとがき
変態の極み