テニプリ

□ある一日のことでした。
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シン。



白石の声に驚いた先生や生徒の視線が白石に向く。

「し、白石…?どないしたんや…?」

先生が恐る恐る聞く。

「あぁ…何でもないです…すんません…」

私たちは笑いを堪えるのに必死やった。

「ほな…授業続けます。…てことやからつまり……」

「…くくっ」

謙也が堪えきれず笑い声を漏らす。

『あ、あほ謙也!バレたら、どない、…する…ん…』

゙バレたら゙のあたりで白石がぐるりとこっちを向く。

…めっちゃ笑顔で。

「何が誰にバレるん?」

『ぅ…』

「なぁ謙也?何が誰にバレタラアカンノ?」

「しっ白石…片言やん…怖いで…」

ヒクつく謙也。

おもろい顔やな。

「今日放課後部室で説教な」

「はい…」

ちょっと本気で怯えてる謙也を見ると笑いが込み上げてくる。

「たまごもやで?分かっとるん?」

『ぁ…はは…』

ヒクつく私。

おもろい顔やろうな。
 
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