テニプリ

□食べたい物を食べたい時に食べたいだけ食べて
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あぁあああ!!

とある女子生徒の雄叫びが、ここ立海大附属テニス部部室に響き渡る。

「うるせッスよ!何なんすか!?」

真っ先に反応したのは赤也。

『もうだめ…私の人生はここまで…』

「たまご先輩…!」

ガクッ

「たまご先ぱぁああい!!」

だからうるせぇって

ミニコントを始める赤也とたまごをブン太はドスッと殴り、物理的に口を閉じさせる。

たまごに至っては床に這いつくばっている状態だ。

『ぶ、ブンちゃん…』

半泣きになりながらブン太を見つめると、ブン太はため息をついた。

「お前ら揃って何なんだよぃ、休憩の時くらい大人しくしろっての」

バリッとボテチの袋を開けながら言うブン太に、先ほどから興奮状態のたまごはさらに声を上げる。

『よくもそんなこと言えるね!馬鹿野郎大嫌いだこの野郎馬鹿野郎!』

なんか俺すんげぇ罵られてんだけど

思わずジャッカルの方へ振り返るブン太に、ジャッカルは哀れみの目を向ける。

「まぁたまご、事情を説明するところから始めたほうがいいだろ」

『そ、そうだよねジャッカル…ボケ』

小声で罵っても一緒だからな

「あーもー話進まねぇっスよ!?」

見兼ねた赤也が声を荒らげる。

「たまご先輩、単刀直入に聞きますけど!どうしたんスか!」

『それが…』

未だ地面に這いつくばっているたまごは、ゆっくりと口を開き始めた。
 
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