ヒロアカ

□性感帯アレコレ
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「ちゅ…ん…」

耳を舐めながら指で弄り回されたかと思うと、ゆっくりと切島くんは下へと下がっていった。

また首元に顔を埋め、においを嗅がれる。

「こっちも美味そうだな…?」

がぷ、と今度は首元に噛み付かれた。

『ん…んぅぅ〜…』

全身の力が抜け切り、抵抗する気も起きない私はされるがままになっていた。

「その顔やべえ…っ」

噛み付かれ、喰(は)まれ、舐められ、更には吸われ…

いつの間にか服は着崩され…

「たまご、たまご…っ」

頭の中では"気持ちいい"、それしか考えられなくなっていた。

「ハァ…ハァ…」

『ん…はぁ…』

ふと切島くんと目が合う。

「『…』」

私達はどちらからともなく、キスをした。

角度を変えて何度も。

しばらくすると舌が侵入してくる。

私の両手首を掴んでいた切島くんは、いつの間にか私の身体ごと抱き締めてくれていた。

そんな切島くんの首に手を回し、私は彼の深いキスに必死に答えた。

「…ん、ハァ…」

『ふぁ…ん…』

しばらくして、またどちらからともなく顔を離す。

ゆっくりと視線を上げると、切島くんと目が合った。

「…」

それはもう完全に一人の"男の人"の顔で、ドキッと自分の心臓が音を立てるのが分かった。

「首も耳も弱ェの、たまんねーな」

『う…』

意地悪くにやりと笑う切島くん。

心臓が更に大きな音を立てた。

「もっとたまごの弱ェとこ知りてェ」

『え、なんっ…』

「だめか…?」

『(私がその顔に弱いと知って…!)』

眉を下げてそんな目で見つめてくるなんてずるい。

『…、』

私は返事をする代わりに、彼の首へ再度腕を回した。



性感帯アレコレ
(んな顔見せられたら、もう止まんねーや)

***あとがき

獣系男子切島くん書いてみました。
うん…イイ。

とこたん。
 
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