テイルズ・イナイレ
□オトナの世界
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『ねぇユーリ』
「なんだ?」
ここはユーリの部屋。
ユーリのベッドに二人して隣同士に腰掛けている。
たまごは恋人のユーリの元へと遊びにきていた。
『私、はやくオトナになりたい!』
そう言ってたまごはユーリをじっと見つめる。
「…」
『…』
「…」
『…』
しばらくの沈黙。
「…あぁ、頑張れ」
『いや、流すとこじゃないからね』
「じゃあ何しろってんだ?」
面倒くさそうに言うユーリにたまごはむっとする。
『オトナの世界に行ってみたいの!』
「お前には早い」
『即答!?』
「大体何だよオトナの世界って。俺が知ってるわけねーだろ」
『いや、ユーリなら知ってるでしょ!』
「何でだよ」
『なんとなく!』
そう言いながらユーリを見るたまごにユーリはため息をついた。