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「なぁなぁ、いつからなん?」

光くんと雑談をしながら一息ついていると、突然おばちゃんが話しかけてくる。

『何が?』

私は残り少ないひよこまんじゅうを頬張りながら聞く。

ちなみに、光くんはぜんざいの汁を飲んどる。

「いやぁ…ニ人とも、いつから付き合うてるんか思て!」

『ほわぁい!?』

「ぶっ」

私が変な声を出すと共に、光くんが吹き出した。

「え、なに、おばちゃんに隠し事するん〜?えぇやん、教えてや!な、いつからなん?」

『付き合っ「俺がこんなやつと付き合うたるわけないですやん」上から目線やめぇや!』

「まぁ、可愛らしいこと〜!おばちゃんにもそんな時代があったんよ〜!それやのにあのクソジジイ…」

『おばちゃん!聞いとる!?なぁ、おばちゃん!』

「絶対後でしばいたるわ………それより最近の子はねぇ、ほんまにもー…照れ屋さんが多くて困るわぁ」

こっちが困ってるんやけど

「ほんま冗談キツイっすわ…ほな俺、そろそろ帰りますわ」

光くんが席を立つ。

「あら、もう帰るん?」

『あ、ほんなら私も!ひよこまんじゅう食べ終わったし!』

私もそう言って席を立つ。

「ほな、アンタ払っといてください」

『いやや!』

ひよこまんじゅうのお代を台に置く。

『光くん、ちゃんと払いや!』

「いや、えぇのよ〜おばちゃんがニ人の時間を邪魔してしもたんやし。堪忍なぁ?」

『ほんまにそんなんちゃうって!もー…』

一応ぜんざいの分のお金も置く。

『おばちゃん、おおきにな!』

「えぇのに…。まいど!」

光くんが出ていくのに、着いていこうとすると、おばちゃんは何を思い出したのか明るい声で言った。

「あ、今から遊びに行くんやろ?行くんやったらずーっと左にいったとこの丘の上がえぇよ」

『あ、ほんま?』

「オススメやで!デート行くんやrガラッ「帰ったぞー」きたかクソジジイ!!

『…ごっそーさんでしたー!』

大乱闘が始まったので、私はそこで店を出た。
 
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