テイルズ・イナイレ
□一週間前の出来事
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゙別れたいの、ごめんね゙
大きな涙声で意表をつかれ、一斉に会話を止め固まる観衆と俺。
「えっ…ちょっと落ち着こう、ワイン頼む?
俺は明らかに動転して訳ワカンナイ事を言い出す。
『ごめんね!ほんとにごめん!』
最後の大声をあげて、店から走り出すたまご。
硬直してる俺と目線をキョロキョロさせる観衆。
「…」
「…」
「「「…」」」
混乱と恥ずかしさで暫し現実逃避をしている俺にスープを持って現れるウェイター。
゙帰るなら今ですよ゙という顔でコッチを見るウェイターの気遣いが余計に恥ずかしくて
「おいしそうだ」
とグルメ気取りのコメントを発し、スープを受取ってしまった。
ここまで死にたいと思ったのは初めてだ。
沈黙の中で゙何か?゙みたいな顔をしてコースを食べ続ける俺。
そんなこんなでメインの肉を食べてるそんな時だった!
不意に振り返るとたまごがそこに立っていた。
色んな意味で、とにかく嬉しくて怒るどころか俺は自然と笑顔になる。
「心配したぜ、どうしたんだよ?」
テラ優しい俺、安堵感のオーラ出しすぎの店内。
『…』
ダッ
そして無言のまま椅子に忘れた携帯を握り締め、再びダッシュのたまご。
再び緊張感マックスハートの店内、そして近づくウェイター。
「デザートは…どうしますか?」
小声だ。
THE☆小声だ。
そりゃそうだ、デザートには事前にバースデーケーキを頼んでおいたんだから…。
いくら恥ずかしくてもコレは食えない。
「なしの方向で」
また訳のワカラナイ言葉を発し、俺は席を立った。
フラれた事より視線が痛い。
合計20,000円にしてくれた店には感謝の言葉もないが、その優しさがまた痛い。
そんなこんなで一週間経ちましたが俺は元気です。
一週間前の出来事
(スープうまかったなぁ)
***
あとがき
某サイト掲示板のネタ。
何か問題があれば削除いたします。