青春の道

□『女だからってなめないでよ!!』
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ヤッホー、奈々だよ♪

今は屋上にお昼を食べにきたとこ!

………だったんだけど;


『でね、私的には金槌よりも木槌の方が――』

「わかります!
釘は五寸釘が理想的ですよね!」

『ええ。
あ、これ今朝言っていた本よ」

「ありがとうございますっ!!
俺、今まで他校の知り合いから教えてもらっていたんですよ。
その時に聞いた事なんですが――」






「なぁ、跡部。
あいつらは何の話をしてるんだ?」

「何のことだ?
俺には全くわからねぇな、なぁ樺地」

「ウスッ」

「テメェ、一人だけ逃げんなっ!!
俺明日からあいつらも一緒に走るんだぞっ?!」

「うるせぇっ!
自業自得だろ、アーン?」






『がっくん、ジローちゃん、なんで耳を塞いでいるんですか?
お昼食べなくていいんですか?』

「すまねぇ、真白;」

「真白ちゃんにはまだ早い話だC〜…;」





なにこの光景。

なにこの状況。

翼とチョタが黒m…ゲフンゲフン…趣味について語っていて、少し離れた場所で景ちゃんと亮の言い合い。

更に離れた場所でがっくんとジローちゃんが真白っちと避難中。



そして何故かあたしは侑士の膝の上。


『忍足さん忍足さん。
なんであたし、捕まってるんですか?
あっちへ避難して真白っちと仲良くしたいんっすけど』

「あかんで、俺今精神的にもボロボロやねん。
癒して〜な♪」


なるほど、所々焦げていたのは見間違いじゃなかったんだね。

翼怒らしたら怖いって言い忘れてた;


『チョタ、スカッド』

「一球入魂っ!!」







『おー、人って意外と飛ぶんだね』


どこからともなく猛スピードで飛んできたボールを顔面で受け、声をあげるまえにぶっ飛んでいった侑士。

スカッドすげぇな。


『おーい、ジュース買って来たぞ………っておぉうっ?!
なにしてんだっ?!』


じゃんけんに負けて買い出しに行っていた菜月と若が帰ってきたが……たまたま真横をぶっ飛んでいった侑士に驚いたのか、目を点にしていた。


「忍足先輩、邪魔です」


若、容赦ない;









「わぁ〜、これ本当に真白ちゃんが作ったのっ?!
マジマジすっげー美味しそうだC〜!」

「めちゃくちゃ豪華じゃねぇか!
なぁ、一口貰ってもいいか?」

『いいですよ。
たくさん作ってきましたから』

「ンんっ!!
めちゃめちゃ美味しいC〜っ!!」

『ありがとうございます♪』

『うちらの分も残しといてくれよな;』

「なぁなあ、この卵焼きも食っていいかっ?!」


お昼は灰とかした侑士をバックにみんなでおいしく食べました♪

チョタと翼が侑士となんかしてたけど、気にしたら負けだよね!










『チョタ、今から本の内容を実践で教えてあげる。
遠慮なんていらないわ、奈々に手を出したんだもの』

「はい、翼さんっ!!」

「いやぁあぁぁぁっ!!(泣」



 
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