ワガママお嬢の生意気執事
□お嬢の休み時間
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『くそ・・・!レンの所為で、課題2倍じゃんか・・・!!!』
恋「私も2倍だから案ずるな、レン」
『いやいや、もともと君の所為だからね?そこらへんわかってよね?』
ポッキーを加えながら、ぶす、とした表情でつぶやく陽菜
キルアはそれを見て、小馬鹿にしたように息をもらした
キ「家に帰ったら、課題+数学の基礎からやり直し、だな」
『えぇー!いや!絶対ムリ!課題、すっごいたくさんあるんだよ?!』
恋「え?あれ、もう終わったけど」
『いつの間に?!』
恋「授業中に、チャチャッ☆と」
キ「まあ、おまえとこいつでは頭の出来が違うからな」
ぐ、と##NAME1#は唇を噛んでキルアを睨みつける
確かに、自分と恋華ではレベルが違い過ぎる(実際、恋華は1位、自分は下から数えた方が早いくらいバカなのだ)
しかし、ここまで言われてしまっては、陽菜だって、黙っていない
『いいよ!会長に教えてもらうし!』
恋「え、陽菜?って・・・もういっちゃったか」
恋華が呼び止めようとしたが、流石陽菜
普段、運動能力は皆無(←)と言ってもいいほどにないのに、逃げ足だけは速い
恋「会長・・・"クラピカ"か〜・・・
キル、あんた心配じゃないの〜?」
恋華が意味深な笑みでキルアを見ると、キルアはチッと舌打ちをした
キ「オレは所詮、あいつの"執事"なんだよ」
恋「ほう」
キ「あいつが何をしようと、あいつが安全ならそれでいいんだよ」
そう言って、立ち上がるキルア
恋「・・・顔に"ボクはうそつきです"って紙でも張れば〜?」
教室をでていくキルアに、爆笑しながらその背中を見送った恋華だった
お嬢の休み時間
(か―――――い―――――――ちょ―――――――――――――う――――――――――――――――!!!!!)
キ(くっそ!あいつ、普段どんくさいくせに、こう言う時だけ足はえええええええええんだよおおおおおおおおおおおおおおお!!!)
恋「いやぁ、青春だねぇ〜」
校内に2人の声が響くのが聞こえて、恋華はそのまま陽菜が持ってきたお菓子を全てたいらげた、という(←)
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