SHORT

□ABOUT MY BROTHER
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「あー、疲れた…」


「また兄さんのコトか?」





昼休み

私は屋上にいた

いま屋上にいるのはサッカー部の皆


私はサッカー部じゃないけど兄さん繋がりで仲良くなった

ちなみに兄さんは数学の宿題の再提出かなんかで職員室にいってる





「うん、ガチでいやなんだよね。助けて風丸」


「ムリだ」


「即答かよ!!?」


「でもたしかにあれはやりすぎだよな……」


「?そうか?兄妹仲良くていいと思うぜ!!」


「誰もお前に聞いてない」


「酷いぞ、豪炎寺!!」


「でも最近余計にヒドくなったんだよね。前まではまだオブラートに包んでくれてたのに」


「………あ、そういえばこの前






























「鬼道!」


「?どうした半田」


「おっ同じ環境にいるからこそ聞くんだけどさ、好きな奴ができたら、鬼道ならどうする?!」


「(同じ環境……?)
俺ならアタックしまくるな」


「!そうだよな!ありがとう!!」


「あっあぁ……」



































今思えばなまえのコトだったんだな」


「おい!!!お前が原因かよ!!!!!」


「てか気づけよ指令塔」





バンッ





「なまえ!!!」


「げ………」


「探したんだぞ!!?」





言わなくても分かると思うけど、そこには兄さんがいた


ガチで消えたい





「教室で迎えに行くから待ってろって言っただろ??!」


「え、そんなの聞いてな「挙げ句の果てに俺以外の男子といるとか俺をどうしたいんだよ!!!」スルーか」


「……なまえといる時は中途半端じゃなくなるよね、半田って。てかいきすぎ」


「半田の辞書に普通って文字はないのか」


「うるせー!」


「てかさ、毎回思うんだけど、これシスコン超えて狂愛突入しちゃってない?」


「同感だ」


「?シスコンと狂愛ってどういう意味だ?」


「もうホント黙っててくれ、円堂」


「土門?!」


「……半田、」


「なんだよ」


「なまえに対してのその気持ちって、当たり前だけど《like》じゃなくて《love》なんだよな?」


「《love》じゃねーよ!《infatuated》だよ!!!なめんなよ、風丸!!?」


「さっきの認めてんじゃねーか!!?てかなめてねーよ!!」


「よくそんな単語知ってたな」


「この前調べた」


「半田??!」


「おいコラ。本人目の前いるのによくそんなん聞くな、オイ」


「あ、いたんだな、なまえ」


「一回ファイアートルネード療法受けてこい」


「……はっ!もしかしてお前らなまえを狙ってんじゃねーだろーな……?!」


「その『はっ』って自分で言うやつじゃないだろ。てかお前に殺されそうなのに狙えるか」


「なまえはやらねーからな!!!」


「おーい、耳大丈夫かー?」


「兄さんが本格的に壊れてきた……」


「商店街の模型屋?に出せば直るんじゃないの?ほら、ネジとかをちょちょいのちょいって!」


「ロボットか。てか模型屋じゃロボットは直せないから」


「じゃあパールで一発」


「直ったとしても私たちが捕まるからやめてくれ、切実に」


「「えー」」


「(サッカー部ろくな奴がいやしない……!!!)」



「なまえ!!!半田どうにかしてくれ!!!!」


「なまえは渡さねー!!!!!!!」


「「ぎやぁぁぁぁああ!!!」」



「……………はぁ」







































(……エイリア学園にでも転校しよっかな)







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