SHORT

□欲しいもの
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サソリside_






「ただいまー、うん!!」


「あぁ、帰っt…………」


「?どうしたんだ?」


「ガ、キ…?」





デイダラの声がしてそちらを見てみれば、そこにはガキを抱えたデイダラがいた

思わず言葉を止めてしまう


デイダラは気にしない様子でこちらに歩いてきて寝ているガキをソファーに寝かせた





「あー、可愛いな、うん………」


「いや待てコラ」


「ん?」




デイダラに問いつめていると暁のメンバーが集まってきた

そして各々可愛いなどのコメントをするとその度に上がるデイダラの口角


はっきり言わなくてもキモイ





「一体誰なんだ?」


「あ、オイラの妹だぞ、うん」


「…妹?」


「この天使がデイダラなんかの?」


「失礼じゃねーか、小南??!」


「いやその前に何でいンだよ」





何で誰もツッコまなかった?

天使とか以前にこれだろーが





「"欲しいものがあるから出てくる"って言ったろ、旦那?」


「それだけ聞いて妹だって分かる奴はいねーよ。テレパシーか」


「いやオイラの欲しいものっつったらなまえか刺激だけだぞ、うん」


「なまえ?」


「この天使の名前でしょ」


「でも何で今日なんだよ、急すぎだろ」


「それは…――――




















「なまえ、オイラ里を抜けるぞ、うん」


「あう?」


「おぉ、そんなにオイラに着いてきたいのか!!…でも暁は危ないからダメなんだ…うん」


「あうあ!」


「……じゃあお前が5歳の誕生日に迎えに来てやる!だからそれまでの辛抱だぞ、うん!」


「やあい!」


「じゃあな、なまえ!!………ぐすん」



















「…ただのお前の一方的だろーが!!!!!!」


「いでっ!!傀儡投げるなよな、旦那!!?
それにオイラの一方的なんかじゃねーぞ、たしかになまえの心の声が聞こえたんだ、うん!!!」


「頭沸いたか」



「…んぅ……」



「「!」」


「ここ……どこ……?」


「なまえ!!!!!」


「わっ、」


「覚えてるか、デイダラ、兄ちゃんだぞ、うん!!」


「デイダラ、おにーたん……?」


「…うぐふっ!!///」


「あ、デイダラチャンが鼻血吹いたぜぇ!」


「私は小南よ!!こ、な、ん!」


「こなんおねーたん?」


「はぐっ!!//」


「小南まで??!」


「てか小南異常に気に入ってね?」


「……ぅ、げほげほっ!!やば、殺した両親が見えたぜ、うん……」


「あ、生き返ったか」


「なまえ、団子食べるか?」


「うん!」


「なまえ??!ダメだ、こんなブラコンから団子なんかもらっちゃだダメだ!!何盛られてるか分かんねーぞ、うん!!!」


「いまのお前にブラコンだけは言われたくないぞ」


「あ、俺も団子くれよな!!」


「あ、おにーたん、あーん!」


「…やべっ、t「死ねェェエ!!!!」ぎゃああぁあ!!」


「いま明らか禁止用語言おうとしてたよな?」


「…俺、ロリコンの気持ち初めて分かったわ」


「んなの分からなくていいからな」


「…なんだこの騒ぎは」


「角都の旦那!!」


「なんだこのガキは……」


「説明は後でする、だから飛段とかを止めてくれ、うん!!」


「…おい飛段」


「あ、はじめまして、おいたん!」


「(きゅん)」


「おいィィィィイ!!!!!!?」


「何だ今の(きゅん)って?!副音声の筈なのにはっきり聞こえたぞ?!」


「……うるさい、3時の昼寝ができんだろうが」


「お前は幼稚園児か。…とにかくリーダー、コイツら止めてくれ。角都は使えねェ」


「あっ、あぁ。…おい小南、どうした!」


「あ、お邪魔してます、おにーたん!」


「(どきん)」


「お前もかァァァァアア!!!!!!てかさっきよりレベルアップしてんじゃねーか、うん!!」


「やべ、コイツ強敵だ。ここにいたら襲われそうだからもう連れて帰れよ、デイダラ。これからたまに逢いに行かァいいだろ」


「だっ、旦那…!!…ぐっ、それしかなまえの安全の確保は難しいしな、うん…!分かったぞ!」


「ほら、早く救出行ってこい。困ってンじゃねェか」


「なまえ、帰るぞ、うん!」


「デイダラおにーたん……、なまえがここにいたらめーわくなの……?」


「一生ここにいていいぞ、うん」


「お前ら3回ぐらい自重してこい」



























(ここってたしかS級犯罪者のアジトだよな?)






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