SHORT

□結論
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「うわ、またスゴい量だな……」




私の靴箱には毎朝たくさんの手紙とかが入ってる

靴箱の隣が長太郎と若だから、きっと2人の靴箱を間違えたか、入らなくなったから私の靴箱に入れてるんだと思う

名前書いてるんだから間違えるなよな


私は手紙の山の奥から上履きを出し、無理矢理靴箱を閉めた




「おはようございます、なまえ様!!!」

「おはよー」

「今日も相変わらずお美しいですわ!!//」

「あぁ、朝からあの女神のような微笑みを見ることができるなんて……//」




…このやりとり今日で何回目だ

それも毎日

さすがに飽きる


てか女神ってなに?

女神どころかよく不良たちに悪魔の微笑みって言われるよコノヤロー

お世辞言うならもうちょい当てはまるやつにしようよ




「さすがなまえだな!」

「ごめん、全く嬉しくないや」

「そう言ってやるなって!」

「てかもう2年の棟に着くけどなんでまだついて来てるの?3年反対じゃん」

「ん?なまえを独り占めできる時間は長い方がいいだろ?」

「…寝言は寝て言ってください」

「あ!照れてる!」

「はぁ?!」


「なまえー!!!」


「げ…!」




廊下の向こうからものすごい勢いでこちらに走ってくる青髪

名前を言わなくても分かって欲しい人物だ




「おはようさんなまえ!!!!」

「ぐふっ」




その人物は私のお腹に強烈なタックルをしてきて、朝食べたトーストがカムバックしてきそうになった




「何でまた岳くんなんかとおるん!?なまえは最初に俺んとこ来なアカンやろ!?
てかまた不良から氷帝の生徒守ったらしいやん!そういうなまえもめっちゃ愛しとるけど守った相手が男子生徒ておかしない?!道端で顔真っ赤にして目をハートにさせとる男子が固まっとったから一瞬で分かったで!男子生徒は放っといてええ言うたやん!まぁなまえは優しい子やから仕方ないけど

あんな男子のせいでなまえが傷ついたりとかしたら俺、そん不良と絡まれとった奴ガチで殺すからな?!それぐらいなまえは大事やねんで?!分かっとる?!
それも蹴りで相手倒したらしいやん!あぁ、なまえの足が傷つくなんて俺考えたない!!」


「…朝からホントにスゴいよね。その肺活量だけは尊敬ものだよ」

「てか俺なんかとってヒドくね?!」

「ホンマのコトやもん」

「真顔で言うなよ!!てか教室行くぞ!」

「いやや、まだなまえとおりたい」

「…ほら、私そろそろ教室入るから先輩たちも教室行きなよ。…ね?」

「よし早よ帰んで岳くん」

「…1回頭かち割ってみたい」




それでやっと帰った先輩方

…なんで朝からこんなに疲れないといけないんだ


私は足早に自分の教室へと向かい、勢いよく扉を開ける




「おはようなまえ」

「おはよう若。やっぱ私の癒やしは若と長太郎しかいないよ」

「また先輩たちか?」

「うん」




私は担任の先生に頼み込んでしてもらった、若の隣の席に腰掛ける

もちろん長太郎は反対の隣だからね?

今長太郎は爆睡中だけど、




「おはようございますなまえ様!!今日も元気そうで何よりですわ!!」

「うん元気元気、ありがと!」

「…ぁ、私なまえ様のたm…また家で試作品のケーキ焼いてみたんです!良かったら食べていただけませんか…?//」

「ケーキ?!もち食べるに決まってるよ!!ありがと、今日は朝から糖分摂取できてなかったんだー!」

「じゃっじゃあ私のクッキーも良ければ召し上がりますか?//」

「もらっていいならもらうよ!」

「では私のココアも―――――」



「(…あぁいうのを餌付けって言うんだな)」




女の子たちは私が甘党なのを知ってたから、よく試作品とかを食べさせてくれた

それかよく私がお腹減ったとか言ってたからかな、うん


試作品とは思えない程こってて、美味しかったなー

…今考えたら私なんかが食べてよかったのか?




「次移動教室だぞ、なまえ!」

「ぁ、今行くよ、若!」




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