SHORT

□結論
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「そういや氷帝ではどんなんやったん?」

「ぇ?」

「めっちゃ気になっとってん!」



きっかけはこの謙也先輩の一言だった

私が四天宝寺の皆と朝ご飯を食べてると、いきなりこんなコトを言い出したわけで、

最初は反応が無かったのに、途中からほかの人たちも食いつき始めて、最終的には四天宝寺のメンバー全員が私の席の周りに来てた


…そんなに氷帝が気になるのかな?




「私のただの思い出話だけどいいの?」

「「おん/ええで!」」

「…はぁ、」




おもんなくたって文句言うなよコンチクショー






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「――金持ちが調子こいてんじゃねェぞ!!!!」

「ひっ!」



「ん?」






私はなぜか、氷帝の生徒が不良に絡まれてる現場に毎日と言っていいほど出くわす

最初はビックリしたけど今は慣れた


名前は知らないからとりあえず絡まれてる生徒はAくん

それで今Aくんが不良に殴られそう




「…はぁ」


「!かはっ!」

「なまえ様ッ!!」



なにしたって?

ちょっと不良くんの鳩尾に回し蹴りを決めただけだよ




「何しやがるてめェ!!!」

「お前が何してんの?てかお前が調子こいてんじゃねーよ。…今すぐ消えないともう一発頭に食らわすよ?」

「!チッ 覚えてろよ!!!?」

「お決まりのセリフをどうもありがとー」




スゴいスピードで逃げていった不良

…弱っ


私は尻餅をついてこちらを見つめているAくんに手を差し出す




「大丈夫、Aくん?」

「Aくん…?」

「ぁ、ごめんごめん。こっちの話!ほらとりあえず立ちなよ!」

「はっはい!」




私の腕を使ってAくんは立ち上がる

…テニス部にはさすがに負けちゃうかもしれないけど、普通にイケメンくんだ

イケメンくんは私の方に90度に折れ曲がった

それがあまりにも急だったからつい驚いてしまう




「!うわっ」

「本当にありがとうございました!!」

「ぁ…いや、気にしないでいいよ!それより怪我は?」

「大丈夫です!!」

「良かった。次から絡まれないようにしなよ」

「はい!」

「…ぁ、そうだ」

「ぇ?」

「せっかく顔いいんだから、どうせなら強くなりなよ!きっともっとモテると思う!」

「ぇ………、あっえっ、やはい!!!//////」




イケメンくんはリンゴみたいに顔を真っ赤にさせた

…なんだ?熱中症か?




「ぁ、おはようなまえ!」

「おはよう、岳人先輩!」




不良を蹴散らしてから学校に行く

これがあの頃の日課だった





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