SHORT

□ストーキングは犯罪です
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オイラが旦那を宥めた時アイツが席を立った

そしてなまえはオイラたちに背を向けながら話し出した

さっきまで全く聞こえなかったのに妙にはっきりとその声だけは聞こえた




「…兄さん、サソリ。今出てきたら許してあげるから早く出てきたら?」

「「(ビクッ」」




なまえのやつ気づいてたのか…?

オイラと旦那はお互い顔を見合わせる

そんで出て行くかどうかコソコソと相談を始めた




「どっどうする旦那、オイラたちのメンバーも知られてるぞ、うん…?!」

「大丈夫だ、今すぐ逃げ出せば…」


「あ、そうそう!逃げたり今出てこなかったりなんかしたらもう一生口利かないから」




なまえはこっちの会話も把握してるのか、うん??!!

オイラはどうしようかもう一度旦那に相談しようと横を向いた

するとさっきまでいたはずの赤髪はいなかった

まさかと思い、なまえの方を見てみるとそこには身体を90°に曲げている旦那がいた




「お前は言ってるコトとやってるコトが違いすぎだァァァア!!!!」

「ぐふはっ!」




つい飛び蹴りをくらわしたオイラは悪くないと思います、うん






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あれからオイラたちはフードコートの真ん中で正座させられた

なまえはと言えば足を組み、女王様みたいだ

それを見た道行く人がなんか言ってやがるけど今はそれどころじゃない、うん

どうやら席を立ったアイツはなまえの計らいで今どこかに行っているらしい




「…なんでいるの?」

「いやなまえが心配で…」

「友達と遊ぶだけって言わなかった?ねぇ言ったよね?」




さすがオイラの妹で、スゴく怖い

…いや怖い通り越してトラウマ級だ




「…はぁ、今日はサスケの両親の結婚記念日のプレゼントを一緒に買いに来たんだよ。男1人じゃ分からないって言うからさ
本当はほかの子もいたんだけど補習だったり風邪だったり補習だったり風邪だったり補習だったり補習だったりで結局2人になったわけ」




最後補習ばっかじゃねーか、うん!!

…うん?じゃあオイラたちの……




「勘違いだったのか…?」

「何と勘違いしてたかは知らないけどそうだよ」

「でも何で俺たちがつけてるって分かったんだ?」

「分かるの当たり前じゃん。赤髪と金髪ロン毛でなんかコソコソしてるなんて兄さんたちしかいないよ」





ストーキングは犯罪です

((でもあっちは絶対そう思ってなかっただろ))
((オイラもそう思うぞ、うん))



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