「小さくても可愛いでしょう?」
「わぁ、ホントだ…!!」
なまえは瞳子の雪だるまが気に入ったようで、いろんな角度からその雪だるまを眺める
その時、庭でスゴい音がした
ドサァァッ
「「!」」
瞳子が慌てて視線を庭に戻すと、そこには雪で埋もれている子供たちの姿があった
「どうしたの、皆!?」
なまえたちは慌てて掘りおこしにいく
そして1番冷静であろう風介と玲名に話を聞く
「どうしたの、一体……」
「杏と夏彦がまた揉めだしたんだ」
「それでその拍子に雪だるまが崩れた」
「…はぁ」
「じゃあ勝負はおあいこか?」
「違うよ!」
「ぇ…?」
「勝者は瞳子姉さんだよ!はいごほーび!!!」
「!まぁ…」
雪振るあの日
(あっ、瞳子姉さんズリィぞ!!)
(なまえ、私にも!!)