SHORT
□あれから1年
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「今日はガイアを最初に行って…」
次の日の朝、みょうじは今日の計画を立てながらガイアの練習場に向かっていた
どうやら順番にそれぞれのチームを回ろうと考えているようだ
するとガイアの練習場の方からグランが走ってきた
「あ、いたいた!!」
「どうしたの?」
「いや…、いろんなチームが希望したって聞いたから」
「あぁ、安心して?順番で回る予定だから皆の所にはちゃんと行くよ」
「ホント?なら良かった!…ちなみに最初はどこに来てくれるの?」
「ガイアだよ。今ちょうどガイアの練習場に行こうとしてたところだし」
「なら邪魔しちゃったね!後ごめんなんだけど、もうちょっと待ってくれないかな?僕が迎えに行くからさ!」
「いいよ!けどどうしたの?私なにかしたかな?」
「違うよ!けどちょっと…ね?じゃあよろしく!!自室で待っててね!!」
「はーい」
グランはそれだけ言って、また元来た道を帰っていった
残されたみょうじはしばらくグランの後ろ姿を見ていたが、疲れたようにため息をつき、みょうじも元来た道を引き帰していく
「…これで幸せ逃げちゃったら皆のせいにしてやる」
みょうじは食堂でなにか甘いモノを作ってもらおうと考えながらまたため息をついた