Lei lo vuole!
□21章目
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あれから私は、寝苦しさから起きた
お腹の上になんか乗ってるんだけど
なんだ、幽霊か
やだよ私苦手なんだから!!
でも月明かりに照らされて見えたその姿は幽霊なんかじゃなかった
「姫華、ちゃん………?」
そこにいたのは姫華ちゃん
真っ赤に泣き腫らした目で私をただ睨んでた
「私そんな趣味ないんだけどな。姫華ちゃんもしかしてそっちに目覚めちゃった…?」
「うるさい!!!!!!」
次の瞬間私の首は姫華ちゃんの手で絞められていた
「っ、」
「お前のせいでお前のせいでお前のせいでお前のせいでお前のせいでお前のせいでお前のせいでお前のせいでお前のせいでお前のせいでお前のせいでお前のせいでお前のせいでお前のせいでお前のせいでお前のせいでお前のせいで!!!!!!!!!」
狂ったように…じゃなかった。
狂って泣き叫ぶ姫華ちゃん
侑士先輩と一緒で肺活量ハンパないなこの子
だんだん苦しくなっていくのに冷静にこんなコトを考える私はホントにバカだと思う
あー、やり返してやりたいけどなんか手足の感覚が無くなってきたや
どうせ死ぬんならどっかの某糖尿病天才探偵くんみたいに眠るように死にたかったな
あの時は『何が眠るようにだバーカ!!』とか言ってたけど今ならガチで分かる
死ぬのってこんなに辛いんだね
…視界が霞んできたじゃねーか
バイバイ皆、こんにちわ天使さん
バンッ
「涙!!!」
「…ッあ………、」
→個人END
「「「涙/さん!!!!!」」」
「…み、んな…………ッ」
→全体END