Lei lo vuole!
□19章目
1ページ/1ページ
やば、今日はホントに疲れた
絶対あのゆきむr………なんか寒気がしてきたからやめよ
「…ちょっと寝よっと」
今から寝れば夜の洗濯にはおきれるでしょ
……もし起きれなかったらゴメンなさい、桜乃ちゃん
バンッ
「涙、なに寝とんねん!!?」
「ゆっユウジ先輩……?!」
スゴい勢いでドアが開いたかと思えば、そこにいたのはユウジ先輩
なんだいきなりこの人は
「どうしたんですか、いきなり……」
「ちょい付き合え」
「へ?」
「早よ付いて来いや!!!」
「はいぃぃぃぃいい!!!!」
神様(信じてないけど)
どうやら今日は人生最凶の厄日らしいです
------
「おら、早よせぇや」
「え、ひどi……すみませんでした、ハイ」
「早よせんと間に合えへんやないか」
「間に合わない?」
「黙って歩かんかい」
「痛いっ!!」
いま私たちは森の中にいる
一体何分歩いたんだろね
先輩は向かってる場所さえ教えてくれないし、ガチで泣きそう
「……ほら着いたで」
「へぶっ!」
先輩が急に立ち止まるから、背中で顔を打ってしまう
お見苦しい声すみません
私は先輩の背中から前の光景を見ると、思わず感嘆の声を漏らした
「綺麗な夕焼け……」
そこにあったのは夕焼け空
都会のビルの窓とかに反射してキラキラ光ってて、宝石みたいで
都会でもこんなに綺麗な夕焼け空見れるんだなって思うくらい
「……この前たまたま散歩に来たときに見つけたんや。ほっほかの奴らに見せても女々しい思われるだけやから、おっ女のお前にせっかくやから見せたろ思たんやっ!!しゃーなしやからな!!?//」
「先輩!」
「あ?!」
「ありがとう!!」
「っ!//」
次の瞬間、先輩はスゴい勢いで向こうを向いた
え、何いきなり
「先輩……?」
「しっ死なすど!!!//」
「え、理不尽!!」
「ちょいあっち向いとけ!!!」
「そう言われるとめちゃ見たくなる!!」
「うおっ」
私は先輩の腕を思いっきり引っ張り、顔を覗き込む
「ぇ……」
「みっ見んなや…!!!」
見えた先輩の顔は夕焼け以上に真っ赤だった
まるでペンキを塗ったみたい
「照れ、た………?」
「!!」
「せ、先輩が照れた…!!」
「はぁ?!俺は…!!」
「もう、久しぶりにお礼言われたからって照れないでくださいよー!」
「……あ?」
「だからぁ、久しぶりに…「もうええわ!!!」えぇ?!」
「(コイツ鈍感なん忘れとった…!!)」
「?ほら、暗くなっちゃったし帰りましょ、先輩?」
「……おぉ」
なんか急に不機嫌になったり、今日は忙しい先輩です
もし
キミのためだと
言ったなら((キミはボクを笑うだろう))
(…さっ、寒いから手ぇ貸せや!!//)
(…ぷっ、うん!)