Lei lo vuole!

□19章目
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やば、今日はホントに疲れた

絶対あのゆきむr………なんか寒気がしてきたからやめよ




「…ちょっと寝よっと」




今から寝れば夜の洗濯にはおきれるでしょ

……もし起きれなかったらゴメンなさい、桜乃ちゃん




バンッ




「涙、なに寝とんねん!!?」

「ゆっユウジ先輩……?!」




スゴい勢いでドアが開いたかと思えば、そこにいたのはユウジ先輩

なんだいきなりこの人は




「どうしたんですか、いきなり……」

「ちょい付き合え」

「へ?」

「早よ付いて来いや!!!」

「はいぃぃぃぃいい!!!!」




神様(信じてないけど)

どうやら今日は人生最凶の厄日らしいです









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「おら、早よせぇや」

「え、ひどi……すみませんでした、ハイ」

「早よせんと間に合えへんやないか」

「間に合わない?」

「黙って歩かんかい」

「痛いっ!!」




いま私たちは森の中にいる

一体何分歩いたんだろね


先輩は向かってる場所さえ教えてくれないし、ガチで泣きそう




「……ほら着いたで」

「へぶっ!」




先輩が急に立ち止まるから、背中で顔を打ってしまう

お見苦しい声すみません


私は先輩の背中から前の光景を見ると、思わず感嘆の声を漏らした




「綺麗な夕焼け……」




そこにあったのは夕焼け空

都会のビルの窓とかに反射してキラキラ光ってて、宝石みたいで

都会でもこんなに綺麗な夕焼け空見れるんだなって思うくらい




「……この前たまたま散歩に来たときに見つけたんや。ほっほかの奴らに見せても女々しい思われるだけやから、おっ女のお前にせっかくやから見せたろ思たんやっ!!しゃーなしやからな!!?//」

「先輩!」

「あ?!」

「ありがとう!!」

「っ!//」




次の瞬間、先輩はスゴい勢いで向こうを向いた

え、何いきなり




「先輩……?」

「しっ死なすど!!!//」

「え、理不尽!!」

「ちょいあっち向いとけ!!!」

「そう言われるとめちゃ見たくなる!!」

「うおっ」




私は先輩の腕を思いっきり引っ張り、顔を覗き込む




「ぇ……」

「みっ見んなや…!!!」




見えた先輩の顔は夕焼け以上に真っ赤だった

まるでペンキを塗ったみたい




「照れ、た………?」

「!!」

「せ、先輩が照れた…!!」

「はぁ?!俺は…!!」

「もう、久しぶりにお礼言われたからって照れないでくださいよー!」

「……あ?」

「だからぁ、久しぶりに…「もうええわ!!!」えぇ?!」

「(コイツ鈍感なん忘れとった…!!)」

「?ほら、暗くなっちゃったし帰りましょ、先輩?」

「……おぉ」




なんか急に不機嫌になったり、今日は忙しい先輩です


















もし
キミのためだと
言ったなら


((キミはボクを笑うだろう))

(…さっ、寒いから手ぇ貸せや!!//)
(…ぷっ、うん!)






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